今回は、超面白いおすすめ漫画の中から5巻以内で完結した40選をご紹介します。
5巻以内の漫画は、長編漫画とは異なった名作が多いんですよね。
長編漫画と違って、多くのストーリーは入っていませんが。
でも、ちゃんと練られて描かれたものは、不要なエピソードがなく、ぎりぎりまで必要な情報が詰め込まれていて、すっきりまとまったといますから。
そこで、そんな5巻以内に完結した名作漫画を集めました。
どれもおすすめで、まだ読んだことがない方は、ぜひお試しください。
[漫画(記事中用)]
5巻以内完結のおすすめ短編漫画TOP10
1.さよなら絵梨
さよなら絵梨は、映像と現実の境目に悩まされる漫画。
ジャンプコミックスだし、普通でいったら少年漫画として紹介した方がいいんですが、この漫画はぜひ大人にこそ読んで欲しいので、青年漫画として紹介します。
読んでいる最中も、読み終わった後も、とにかく感情がグチャグチャにされ、考えこまされた作品ですからね。
最初は「面白い設定の漫画だな~」と軽く考えていたんです…
でも、これはどこまでが創作の話で、どこまでが本当にあった話なのか。
登場するキャラたちの本性は、本当にどうなのか。
なにも疑わずにいると、何度も騙され、裏をかかれながら読み進めることになっちゃいましたよ。
映像と現実の区別をつけることができず、正解がわからない。
だから、描かれているものをどう評価したらいいのかわからず、感情がひっきりなしに上下させられることに。
全1巻の漫画な上、独特なコマワリの関係上、情報量はそんなに多いわけはないのですが、ものすごく濃いです。
何度も読みなおすこと必至の超名作だと思いますね。
2.プラテネス
宇宙物の漫画で、トップ3に必ず入ってくる作品。
ただ宇宙物といっても、主人公は宇宙ゴミを回収する仕事についており、いわゆるエリートを扱った作品にはなっていません。
いいシーンは数多くありますが、個人的には1巻でノノが月の一部を海として紹介しているシーンが凄く好き。
よくわからないんですが、心をつかまれたような気になって。
後、読んだ人には笑われるかもしれませんが、タナベのことをかなり長い間ずっと男だと思ってました。
読み返してみると、初登場から間違いなく女性だし、途中のキスシーンだって見てるんですけどね。
3.ぼくんち
貧乏が当たり前の町に住み、親もいなくなった3姉弟がたくましく生きていく姿を描いた名作。
笑って読んでたはずなのに、気が付いたら切なくて泣けてくる不思議な作品…
貧乏と女性の強さ・もろさを描かせたら右に出るものがいない西原理恵子さんの魅力が、これでもかと詰まっていますね。
「ものがたりゆんぼくん」と並んで、西原理恵子さんの最高傑作だと思う。
できたら一家に1冊持ってて欲しい。
そして、誰目線で読むかで感想が変わってくるので、3回は読むんで欲しい作品です。
4.テンマクキネマ
過去の名作脚本家に取りつかれた中学生男子と、同年代の有名女優による青春映画漫画。
映画愛が強すぎるのに自分の本当の夢に一歩足を踏み出せなかった主人公と、女優として生きていくルートしか与えられなかったヒロインが、映画製作を通して成長していく姿が描かれています。
短編らしい無駄のない話運びに、主要メンバーのキャラクターの良さがあわさって、読後感が非常に爽やかな漫画でしたね。
主要メンバーが大人な場合はもちろん、高校生だったとしても、同じような読後感にならなかったように思うので、主要メンバーを中学生に設定したのはベストチョイスだったと思います。
5.ニッケルオデオン
1話たった8ページで描かれる、シュールな短編集。
ショートショート小説をコミック化したような雰囲気で、ショートショート好きにはたまらない作品です。
万人受けはあまりしないと思いますが、あう人にはものすごくあう作品ですよ。
ストーリーはもちろん、絵柄もとても独特。
とはいっても、作品の雰囲気にマッチしているので、独特の世界観に浸ることができます。
6.金の国水の国
敵対する隣国に生まれた男女による恋愛物語。
こう書くと少女漫画の定番のようですが、ヒロインは美女というよりも愛嬌のあるお嬢様。
ヒーローは、香水の香りのしそうなイケメンというよりは、泥くさく男くさいようなタイプの男性で、一般的な少女漫画とはかなり雰囲気の違う作品になっています。
でも、決して色物というわけではなく、美しい世界観、お互いを穏やかに思いやる2人、ヒーローことナヤンバカルのかっこよさなどなど、非常に見どころが多い名作ですよ。
7.失踪日記
ガチ失踪すぎて、ひいてしまうかもしれない漫画。
しかも、それが実話というね。
「人間仮免中」とこれは、壮絶すぎて人を選ぶかもしれません。
絵も今風ではなしですしね。
1、2がありましすが、読むなら1が絶対オススメ。
2が入院中の話なら、1はガチ失踪部分の話で、より心にくるから。
8.夕凪の街、桜の国
「この世界の片隅で」(昭和19年)の後に続く、昭和30年と平成17年の広島を舞台にした漫画。
戦争の爪痕がいかに残っているのかを、まざまざと見せつけてくれる作品で、読み終わると考えこまされます。
戦争の影響は何十年というレベルの時間の経過では終わらないんだ。
(普通の女の子に影響を与えているあたり)遠い国の話なんかじゃないんだといったことを。
「この世界の片隅に」とはまた違った印象を受ける漫画ですが、「この世界の片隅に」を見て感動した方にはぜひ読んでほしいですね。
9.春の呪い
妹(春)が死んだため、その婚約者と姉(夏美)が結婚することになったお話。
前情報を聞いて恋愛的なドロドロを予想してたましたが、その要素は少なかったのが意外でした。
むしろ家族に支配された二人がそこから脱却する物語といった方面のドロドロ感が非常に強くて。
一風変わった背景をもった成長物語ですので、興味のある方はぜひ。
10.ミュージアム
映画「セブン」を思わせる見立てを行うカエル男。
その人物に、家族を連れ去られた、刑事である主人公が追っていくサスペンスホラー作品。
映画化もされ、特設のオリジナル作品なんかも作られたりしましたが、基本的に結構エグイので、ちょっと驚いています。
ただ、最後の疾走感や、次どうなるのかというハラハラ感はなかなかのもの。
短い作品におさまっているので、一気に読み切ってしまいますね。
5巻以内完結のおすすめ短編漫画を紹介
食う寝るふたり 住むふたり
同棲8年目の男女の話なんですが、1つの事柄を男性目線と女性目線で描いているのが、非常に斬新。
男性が、ちょっとトンチンカンなことを考えている姿を楽しむのがメインになるでしょうね。
ただ、彼氏や旦那にフラストレーションを持っている女性が読んだら、「うんうん、そうだよね!」と共感を覚え、ストレス発散になるかもしれません。
かくかくしかじか
自伝エッセイ的な作品なのに、登場人物が強烈なのが多すぎ。
さすが東村アキコさんというか。
こういった強烈な人たちがいたおかげで、他の漫画のキャラ達も濃いんでしょう。
人との出会いは大事ですね。
週刊少年ガール
シュールで、少し不思議で、しかも恋愛系。
そうとしかいえないような、いろんな要素を詰め込んだコメディ寄りの漫画。
でも、色々詰め込んだわりに、うるさくなっておらず、しっかりとまとめ上げているところが好印象。
最近のシュール&少し不思議系の漫画って、ちょっと後味が悪い作品が多く、また人気があるのに。
あえて、爽やかさが感じられる作風にしたのは、勇気がいったと思いますね。
花田少年史
事故でお化けが見えるようになった男の子が主人公の、人情物とか感情物といった感じのお話。
感動要素も素晴らしいんですが、個人的には物語全体にある懐かしさに惹かれています。
まだ生まれてもいない時代なのに、感じてしまう、この懐かしさは。
三丁目の夕日を読んでいるときに感じた物に近いかも。
花田少年史の方が、多少時代は先ですけどね。
R・PRINCESS
「烈火の炎」や「MAR」の作者が書いた初期の本。
以後の作品に通じるような面白さもありますし。
また、内容も、シリアスな面もありますが、基本ギャグ&ラブコメ。
なので、気軽に読めていいんですよね。
振り向くな君は
「DAYS」の前日譚にあたるサッカー漫画。
「DAYS」でほぼ説明なく出てきたキャラとか、こっちを読むとわかるので、より楽しめるかも。
ただ、主人公達が敵になってる!って、逆に「DAYS」を読むと面食らうかもしれませんが^^
単体としても面白いサッカー漫画でオススメ。
大阪ハムレット
読んでいると、ものすごく心が痛くなってくる話の多い短編集。
しかも、キャラたちに起こる問題は、どうしようもない、どうやって避けたらいいかわからないようなものばっかりで。
けど、それでも読み進めたくなる魅力を出すのは、さすが森下裕美さんだけあります。
作者が女性だけに、女性の目線で描かれていますので。
普段漫画をあまり読まないような大人の女性にぜひ読んでほしい作品です。
GREEN~農家のヨメになりたい~
「天才ファミリーカンパニー」や「のだめカンタービレ」に比べて、イマイチ地味な扱いを受けがちな本作。
でも、ストーリー物としては、その2つに負けてない面白さがあります。
農家の男性に恋したために、農業に参加していく話なので。
企業買収やオーケストラに比べると地味ではありますが^^
セクシーボイスアンドロボ
声真似が尋常じゃないレベルでうまい女の子が中心になって、事件を解決していくお話。
ちょっとほろ苦い話もあり、独特な雰囲気が作中に流れていて、すごく魅力的な漫画。
たった2冊しかないのに、ドラマ化されるのもうなづけます。
暴れん坊本屋さん
本屋さんのあるあるネタをコメディタッチで描いた作品。
ギャグものだけど、作者が経験者なので、話に非常にリアリティにあふれています。
本屋好きには、かなり興味深かった
空が灰色だから
なんというか現代アートみたいな漫画です。
シュールギャグ&病み系みたいな感じ。
大ハマリする人がいる一方で、絶対に受付けない人も一定数いるでしょうね。
ラブロマ
とよ田みのるさんの作品は、どれも独特な性格なキャラが出てきますが。
ラブロマに、最もそれが色濃くでているかも。
一人の男の子が、惚れた女の子をひたすら口説くのがメインなのに。
キャラの考えや間なんかのおかげで、ちょっと他とは違った感じの作品になってます。
俺はまだ本気出していないだけ
おっさんがいきなり漫画を描き始める話。
ギャグなのに、主人公の痛さがすごすぎて、読んでてつらくなってくることも。
でも、最後は優しい気持ちになって読み終われるのが不思議な漫画です。
U-31
泥臭い少年サッカー漫画は多いですが、めずらしい泥臭く「なろうとする」おっさんのサッカー漫画。
かなり異質で、大人のサッカー漫画です。
若い頃とは違った、おっさんのかっこよさが現れていて。
サッカーファンだけでなく、まだまだこれからだ!と思っている30代以上の人にも読んでほしい作品。
百万畳ラビリンス
閉じ込められた世界から脱出を図ろうとするSF漫画。
作者のたかみちさんって、海のイメージが強かったので。
異世界みたいなSF世界に舞台にしたことと。
脱出系なのに恐怖を利用してこなかったことに驚きました。
個人的に、主人公の礼香の性格にイライラしないか。
それが面白く感じるかどうかの分かれ目になるんじゃないかと思ってます。
もし、イライラしなかったなら、引き込まれる面白い作品です。
特に、後半になるにつれて。
幸子に幸あれ
幸子って名前なのに、不幸な女の子が主人公の四コマ漫画。
不幸な女の子の話なんて基本的には読みたくないんですが。
ここの幸子は、見た目からは想像できないぐらいタフなので。
まぁいっかなと思ってしまうんですよね^^
ピンポン
卓球漫画。
スポーツ漫画でストイックなのに、泥臭くもないという不思議な作品です。
よくこんなことできたなと思う傑作です。
レベルE
説明不要の冨樫作品の最高傑作の1つ。
彼の作品で、SF&ギャグなんてたまらなすぎます^^
夏の前日
モラトリアムの、子どものとも大人のともいえない微妙な恋愛を描いた作品。
他にない空気が作中に流れていて、それにハマるとやめられなくなる魅力があります。
多分、初めて読んだら哲夫の身勝手さにブチギレ金剛になるでしょう^^
男性なのに、晶の立場になって考えてぶちぎれちゃいましたよ。
孤独のグルメ
最高の飯テロドラマの、ちょっと若い頃の話。
ドラマよりも多少とがっていますが、やっぱりゴローさんはゴローさんです。
読んでるとご飯が食べたくて仕方が無くなります。
深夜に読むのは厳禁。
ミスミソウ
もうなんていうか、かわいそう過ぎて。
話が進むにつれて、本来すっきりするような復讐シーンでもすっきりしなくなります。
でも、目が離せない不思議な引力のある作品。
親父
見た目通り、親父が強すぎる^^
まずはそこに目がいくと思いますが、意外とそれだけではないんです。
不器用で何を考えているかわからない親父の家族への愛なんかも感じられ。
読み終わるとジーンとしてきます。
あの花
あの花のコミカライズ版。
背景の描写も綺麗で、キャラの動きもあって。
あの感動を漫画でも見ることができますね。
ただ、鶴子はよりきつい感じになっていますが^^
B.B.JOKER
最近減ってきて、寂しく思っているシュール系四コマ漫画。
でも、いまでも、ちゃんと上質な作品を作り続けてくれている「にざかな」のデビュー作。
シュール系の作品は1人で全部やらないと難しそうなのに、2人で書くのってできるんだなーと、感心させられましたね。
常に爆笑しているわけではないですが、ツボに入るとかなり危険。
まかまか
同じくシュール系四コマも書く美川べるのさんのストーリー物。
かなりこじらせた喪男と、かなりきてる女子高生によるハイテンションコメディになっています。
ラブ要素もあるにはありますが、まぁ魚の横のはじかみみたいなもので^^
女神転生のアンソロジー書いているころからの大ファンで、美川べるのさんの書く四コマ漫画がかなり好きなんですが。
この作品には四コマ漫画の時に感じたシュールさが感じられて、たまりません。
サーバント×サーバント
公務員ラブコメディといった感じの、文字にすると違和感のありまくる内容のお話^^
出オチ要因になってもおかしくなかったのに。
いつの間にか「あれ?高津カリノさんのキャラの中で一番かわいいのってルーシーじゃ?」とまで思わせてくるルーシーを愛でましょう。
Another
アニメ化もされた、綾辻行人さんのホラーミステリーといった感じの小説をコミカライズした作品。
小学生のころに十角館を読んでからのファンなので、基本的に厳しめな目になってしまうんですが。
それでも、清原紘さんの描写は、妖しく魅力的で作品の雰囲気にあっているなと思わされました。
映像化作品の中では、アニメ版よりも好き。
ホームセンターてんこ
名前の通りホームセンターのグッズを題材にした漫画。
ここででてくるのは、DIYを本気でやっている人にとっては知ってることが多そうで。
どちらかというとDIYに興味があるけど、まだ詳しくないといった人が読むと1番面白いかも。
そこぬけRPG
最近、ゲーム作りに関する漫画などが流行っていますが。
これもその中の1つ。
佐藤両々さんの書く漫画って、特定の職業を題材にするとき、すごく調べているなと感じるのですが。
そこぬけRPGでも、ゲームクリエーターの大変さが伝わってきます。
でも、悲惨な話になりすぎないよう、コメディタッチで描かれているので、楽しんで読めるんですよね。
ラ寿司
基本、お寿司好きな人にしか刺さらないであろう、お寿司漫画。
お寿司が好きなラズウェルさんが、お寿司のことについて解説したり。
実際にお寿司を作ったりします。
これに触発されて、お寿司づくりに手を出すようになるかも。
というか、なった^^
やさしくしないで!
すごく心優しく、人のために行動できるんだけど。
ことごとくタイミングが悪くて、かえってひどい状況を引き起こしてしまう天然の男性(優一)が主人公の四コマギャグ漫画。
ギャグマンガなのに、やたら物事の本質をついてくるので、感心させられる話も多いんです。
抱腹絶倒をしたことはありませんが、連載を毎回楽しみにしていたし。
コミックス化されたときも、毎巻買っていたんですよね。
ちょっと不思議な漫画です。
ひとり暮らしの小学生
小学生の主人公リンちゃんが一人暮らしをし。
時にまわりに助けられ。
時にかわいそうな目にあうストーリーですが。
最終的にみんなリンちゃんに優しいので。
読んでいるとほっこりします。
終わりに
以上、5巻以内で完結したおすすめ漫画を紹介してきました。
超有名作から、そんなに知られていない作品まで入っていると思います。
思いつくままに書いたので、5巻以内の漫画はまだまだあり。
また良いのがあれば、追記していくと思います。
以上、超面白いおすすめ漫画の中から5巻以内で完結した40選をご紹介、でした。
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