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【30巻以内完結漫画おすすめ10選】長すぎず最後までハマれる!中編の名作完結集

30巻以内完結のおすすめ中編漫画まとめ

「短すぎると物足りない。でも、何十巻も読むのはちょっと重い…」

そんなあなたにぴったりなのが、30巻以内で完結する中長編漫画。

キャラクターの成長や物語の伏線回収など、長編ならではの醍醐味を楽しみながらも、読み疲れせずに最後まで駆け抜けられる絶妙なボリューム感が魅力です。

この記事では、30巻以内で完結しているおすすめ漫画をジャンル問わず10作品厳選しました。

どれも読み応えのある名作ぞろいなので、「次に読む漫画を探している」という方は、ぜひチェックしてみてください!

 

30巻以内完結のおすすめ中編漫画TOP3

1.のだめカンタービレ

  • 作者:二ノ宮和子
  • 2002年発表
  • 第28回講談社漫画賞など
  • アニメ化、実写ドラマ・映画化
  • 全25巻

「のだめカンタービレ」は、天才的なピアノの才能を持つ自由奔放な女の子“のだめ”と、生真面目で完璧主義な指揮者志望の青年・千秋を中心に描かれる、音楽と恋愛が交差する物語。

クラシック音楽という一見とっつきにくい題材ながら、その世界を軽やかに、そしてとびきりユーモラスに描いた名作です。

本作の魅力は、なんといっても「真逆な二人のかけあい」。

常識破りの自由人・のだめに、千秋が振り回されつつも絆を深めていく様子は、作者である二ノ宮和子の得意とするところ。

彼女らしいテンポの良い掛け合いが、コメディタッチで散りばめられており、読んでいて安心感すらあります。

また、クラシック音楽というテーマも見事に昇華しているのが素晴らしい。

専門用語や楽曲へのこだわりも随所に見られますが、決して堅苦しくならず、むしろ“読んでいてクラシックが好きになれる”ほど親しみやすく描かれているのがすごい。

この作者、農業や投資をはじめ、いろんなものを題材にした作品をたくさん書いてあるはずなのに、なんで難しいはずのクラシックをここまで深掘りできるのか…と驚かされました。

ちなみに本作は、実写ドラマ化もされているのですが、のだめと千秋のキャスティングが、どうにかしてるぐらい素晴らしいので、こちらもまだ見たことない方は、ぜひとも見てみてください!

(アニメ化はOP曲やED曲が名曲ぞろいで、それが刺さりました)

 

2.BEASTARS

  • 作者:板垣巴留
  • 2017年発表
  • 第42回講談社漫画賞・少年部門受賞など
  • アニメ化
  • 全22巻

「BEASTARS」は、学園ミステリーのように幕を開ける青春×異種族×心理劇という、かなり独特な構造を持つ作品。

学園内で起きた殺人事件をきっかけに物語が始まり、疑心暗鬼に包まれる中、静かな性格のオオカミ・レゴシが主人公として登場し、ストーリーを展開させていきます。

序盤はミステリー調ですが、徐々に青春ドラマへと展開を変化させていきます。

本作の最大な特徴は、登場人物がすべて擬人化された動物であること。

しかも、主人公レゴシは肉食獣で、ヒロイン・ハルは草食獣という、とんでもない組み合わせ。

そのせいでレゴシは、ハルに対して、恋心と捕食衝動が入り混じるという異常なジレンマに直面するハメになるんです。

この設定を「青春もの」に落とし込もうとした板垣先生の発想力は、とんでもないですね。

さらに、ストーリーが進むにつれて「肉食獣 vs 草食獣」の社会的対立も大きなテーマとして浮かび上がり、最終的にどこに着地するのかがまったく予想できない展開に。

レゴシとハルの関係がどうなるのか、種族を超えた理解や信頼がどこまで可能なのか、読みながらずっと気になり続けました。

絵柄に少しクセがあり、設定に超クセがある本作ですが、物語が進むにつれて引き込んでいく力が増していくので、気が付いたらドハマりしてるなんてことも!

 

3.さよなら絶望先生

  • 作者:二ノ宮和子
  • 2002年発表
  • 第28回講談社漫画賞など
  • アニメ化、実写ドラマ・映画化、
  • 全25巻

「さよなら絶望先生」は、絶望しがちな高校教師と、クセ強すぎる生徒たちによる風刺ギャグ漫画。

大正ロマン風の耽美な雰囲気に、ナンセンスなギャグと鋭い社会風刺が混ざり合う独特な世界観を描いた作品です。

あまりに類似作品がなさ過ぎて、稀有というか、唯一無二というか、なんて表現していいか困るぐらいのジャンル無視のブルーオーシャン作品ですね。

本作の魅力は、なんといってもその構成力と情報量。

くだらないネタで笑わせたと思いきや、そこから急な展開をはじめ、仕込まれた社会風刺に突入していく。

そんな流れが、定番化されてはいますが、毎回よく考えられていますから。

しかも、背景に多くの小ネタを詰め込むなど、1話1話の情報密度の高さもすごいんです。

ただ、時事ネタも多いため、リアルタイムで読んでいた世代には刺さる表現が多いですが、今読むとわかりづらいネタも多いかも。

それでも、個人的に読む価値は十分ある作品だと思いますね、急展開をむかえるラストは楽しめるし。

また、全員どこかしら、強烈なクセをもった美少女たちが多く登場するので、誰かしらハマるキャラに出会えるでしょうし。

 

30巻以内完結のおすすめ中編漫画を紹介!

鋼の錬金術師

  • 作者:荒川弘
  • 2001年発表
  • 完結・全27巻
  • 手塚治虫文化賞新生賞2011など
  • 実写映画化・アニメ化

「鋼の錬金術師」は、禁断の術に手を出し大切なものを失った兄弟が、それを取り戻すために旅を続ける物語。

本作の最大の魅力は、悲しみや苦難に満ちた展開が多いにもかかわらず、読んでいて不思議と前向きな気持ちで読めるところ。

主人公のエドとアルは、どんなに厳しい現実に直面しても、お互いを支え合いながら歩みを止めない。

2人の周囲は、2人の歩みが止まらないよう、時に支え、時に叱咤しながらサポートを続ける。

そういった前へ前へという雰囲気が、悲惨なエピソードの多いストーリーの中で、作品に温かみを与えてくれるんです。

また、エドたちが最後まで最強ではなく、敗北を重ね続けている点も印象的。

その結果、地べたをはいずりまわり、でも目的を諦められずに立ち上がるという泥臭い展開が続くことになるのですが、これがまた読者の心を熱くしてくれるんですよね。

正直、連載中に「こんな難しい設定で風呂敷を広げていったら、絶対畳むの失敗するだろ」なんて思ったこともありました。

でも、長期連載でさらにどんどん風呂敷を広げた挙句、最高のラストでたたみあげるんですから脱帽ですよ。

何度読み返しても、すげぇ…という感想しか出てこない作品です。

 

LOVe

  • 作者:石渡治
  • 1994年発表
  • 全30巻

「LOVe」は、再選の約束を果たすため、中学生女子である主人公・愛が、男装し、年齢を偽りながら、男子の強豪高校生たちに挑んでいく青春テニス漫画。

本作の最大の魅力は、技術と精神のせめぎ合い。

中学生、しかも女子という体格差・筋力差で圧倒的に不利な主人公が、知恵と鍛錬、そしてひたむきな想いで、とにかく技術を磨き、強敵たちに立ち向かっていく。

そんな姿には、思わず応援せずにはいられない魅力にあふれていました。

「力では勝てない、だからこそ工夫と技術で勝つ。」この構図は、まさに日本人が好むスポーツ漫画の王道的展開ですしね。

また、ラストの急激な変化も、本作の特徴として挙げとかないといけませんね。

それまで基本的には青春まっしぐらな展開が続いていたところに、物語の最後の最後になって急に印象が変わっていきましたから。

本作の作者は、かつて「B・B」でボクシングと裏社会を描いた石渡治で、しかも本作は一応その続編的な立ち位置にあたる作品。

「ああ、これはやっぱり石渡治作品だったんだ」と感じさせられた瞬間でした。

 

アンデッドアンラック

  • 作者:戸塚慶文
  • 2020年発表
  • 完結:全24巻
  • 第5回みんなが選ぶTSUTAYAコミック大賞第7位など
  • アニメ化

「アンデッド・アンラック」は、テンポの良いバトルとユーモアが詰まったアクションコメディ漫画。

触れた相手に不幸をもたらしてしまう「アンラックの能力」を抱え、生きることに疲れ果てていた少女・風子。

そんな彼女の前に現れたのが、不死の男・アンディ。

死にたい彼女と死ねない彼という対照的な2人の出会いから、物語は大きく動き出していきます。

本作の最大の魅力は気軽さ。

「最高の死を迎える」という願いをかなえるため、とある組織へと身を投じ、世界の謎に立ち向かっていく。

設定はものすごく重いのに、軽妙な掛け合いや勢いのある展開が続くおかげで、びっくりするぐらい気軽に読めるんですよね。

また、風子の「アンラックの能力」を戦いの武器として活かす発想が非常にユニーク。

能力のマイナスを逆手に取るアイデアと、それを戦術として成立させる構成の巧みさには目を見張ります。

王道の少年漫画らしい熱さと、能力バトルの新鮮さを兼ね備えた快作。

王道の枠組みの中でしっかり個性を放っているので、王道の少年漫画が好きな人はきっと気に入ると作品だと思いますよ。

 

BLOODY MONDAY シリーズ

  • 作者:龍門諒、恵広史
  • 2007年発表
  • 完結:全23巻
  • 実写ドラマ化

「BLOODY MONDAY」は、3部構成で展開される本格サスペンスシリーズ。

天才高校生ハッカー・藤丸が、仲間と共に無差別ウィルステロに立ち向かう姿を描いた作品です。

本作の特徴は、事件のたびに繰り広げられる知略戦と、解決の糸口をつかんでから一気に加速する緊迫した展開。

巧妙な頭脳戦と、息をのむアクションの両方が味わえる構成になっているところです。。

また、個人的に好みだったのが、シーズンが進むごとに主人公の立ち位置が大きく変化させていている点。

特に、ラストシーズンでの変化は、これまでの流れを覆すほどの、かなり大胆な変更になっていました。

「空白期間に何が起こったのか?」と想像を書き立てられながら読み進めていくことになったのですが、ここが一番の読みどころでしたね。

スリリングかつ、事件にまつわる人間のドラマも丁寧に描かれており、最後まで読み応えのある作品でした。

 

School Rumble

  • 作者:小林尽
  • 2002年発表
  • 完結・全22巻
  • アニメ化

行き当たりばったりなのが、逆に展開を読ませてくれなくて良かったとという不思議な作用をした作品。

また、恋愛関係も不思議。

感情の読めないとっぴな行動をする烏丸を好きな天満、その天満が好きな播磨。

天満の恋愛が成就するかは未知数。

でも、播磨の方の恋愛はダメなのが確定。

他に魅力的なヒロインが出てきても眼中にはいってないし、天満のこと以外考えてないのに。

普通なら嫌な感じになってもおかしくないのですが、天満が天真爛漫な上にものすごい一途だし、播磨が女主人公に恨み言などの暗い思いを持っていないので、むしろ爽やかな感じになっています。

あと、説明書きがイチイチ笑わせてくれます。

 

おいしい銀座

  • 作者:酒川郁子
  • 2001年発表
  • 完結・全22巻
  • 実写ドラマ化

「おいしい銀座」は、銀座を舞台にしたグルメと恋愛をミックスさせた漫画。

リストラをきっかけに、過去に思い出のある百貨店へと再就職する主人公・真理。

デパ地下の仕事を通して、食材や人々と出会い、そして思わぬ再会を果たしつつ、少しずつ成長していく彼女の姿が描かれた作品になっています。

登場する料理の描写はリアルで、とにかく美味しそう!

そして、それぞれの料理の美味しさの裏にある知識や工夫に関する描写も豊富。

おかげで、読んでいるだけでいろいろ勉強になって、胃だけじゃなく脳まで刺激してくるんですよね。

デパ地下時代はもちろん、続編でデパ地下を飛び出してバイヤーになってからも。

一方、恋愛の方は、刺激は少なめ。

結構早い段階で進む道が決まるし、道が決まったら王道の展開が続いていくので、ストレスなく読める展開になっています。

時代背景はすこし古めですが、グルメと恋愛がどちらも味わえる絶妙なバランスの名作だと思いますよ。

 

王様ゲーム・シリーズ

  • 亜樹直、オキモト・シュウ
  • 2002年発表
  • 全21巻
  • アニメ化

「王様ゲーム」は、ある日届いた謎の命令に翻弄される学生たちの姿を描いたサバイバルホラー漫画。

命令に背くと容赦ない罰が下される。

そんな過酷な状況で、肉体的にも精神的にも追い詰められながら、協力と裏切りを繰り返し、生き残りをかけた極限の心理戦が繰り広げられていきます。

ショッキングなシーンも多いので、かなり人を選ぶ漫画ですが、そういった漫画が大丈夫な方は好きだと思いますよ。

ストーリーは、「無印」の後は、「終極」・「起源」・「臨場」と続いていくのですが、作品ごとに色合いは大きく変わります。

「終極」・「臨場」はサバイバル色が強まり、「起源」はホラー色が強まる。

シリーズを通して、違った側面から王様ゲームを楽しんでいける構成になっているわけです。

ちなみに、筆者は伝記ホラーが好きなので、その要素の強い「起源」が一番ヒットした作品でイチオシです。

 

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30巻以内に比べてボリュームが抑えめですが、テンポよく読み進められるものを中心にピックアップ。

深みのあるテーマや魅力的なキャラクターたちが、無駄なく凝縮されたストーリーで展開されており、満足度も十分です。

中長編漫画の入口としてもぴったりな、バランスの良い作品がそろっています。

 

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おすすめ30巻以内完結のおすすめ漫画まとめ

以上、30巻以内で完結したおすすめ漫画を紹介してきました。

超有名作から、そんなに知られていない作品まで入っていると思います。

  1. のだめカンタービレ
  2. BEASTARS
  3. さよなら絶望先生
  4. LOVe
  5. モンキーターン
  6. アンデッド・アンラック
  7. BLOODY MONDAY シリーズ
  8. School Rumble
  9. おいしい銀座
  10. 王様ゲーム・シリーズ

思いつくままに書いたので、おすすめ漫画はまだまだあり、また良いのがあれば、追記していくと思います。

以上、【30巻以内完結漫画おすすめ10選】長すぎず飽きない!中長編のおすすめ作品集、でした。

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よくある質問(Q&A)

Q1. 30巻以内で完結するおすすめ漫画にはどんな特徴がありますか?

30巻以内で完結する漫画は、ストーリーが中だるみしにくく、テンポよく読めるのが魅力です。長編すぎず短編すぎないため、キャラや世界観を深く味わいながらも、読み疲れしにくいというバランスの良さがあります。

Q2.30巻以内で完結する漫画はどんなジャンルが多いですか?

少年・青年向けのバトル漫画やSF、恋愛、ファンタジー、歴史ものなど幅広く存在します。ジャンルの偏りは少なく、多様な読者層に合う作品が揃っています。

Q3.巻数が多すぎない完結漫画を探している人に30巻以内作品は向いていますか?

はい、長すぎる連載が苦手な方や、サクサク読みたい方には30巻以内の完結作品が特におすすめです。ストーリーに無駄が少なく、完結しているため最後まで安心して読み進められます。

Q4. 今から読んでも楽しめる、古くない30巻以内の完結漫画はありますか?

10巻以内は比較的短編で、1テーマを一気に描くテンポ重視の作品が多め。20巻以内になると人間関係や世界観も深まりやすくなります。30巻以内ではさらに壮大な物語や成長譚が展開されることもあり、読みごたえが増します。

Q5.今から読んでも楽しめる、古くない30巻以内の完結漫画はありますか?

近年完結した名作や、今読んでも古さを感じさせない普遍的なテーマの漫画が多くあります。記事内では比較的最近の完結作品も厳選して紹介しているので、今から読み始めても十分楽しめます。

 

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