この記事では、次に読む漫画をお探しの方のために、気軽に読めるのにガチで面白いと感じたおすすめの異世界漫画を厳選して紹介していきます。
基本的には難しいことを考えずにサクッと読める作品を中心に、一部「これは読み応えあるな」と思った作品も加えて、名作ばかりを集めてみました。
転生・なろう系・チートといったジャンルで、気軽に読める異世界漫画をお探しの方は、ぜひ参考にしてみてください。
まずはここから!おすすめ異世界漫画TOP3
1.クライマックスネクロマンス
- 作者:水上悟志、瀬戸一里
- 2024年発表
とにかくメインキャラの設定が盛り盛りの異世界転生漫画です。
主人公は25歳の女性。中学生の妹がいつの間にか女神になっていた異世界に、妹の加護をもらいながら召喚転生されるが、ちょうど妹の制服を試着していた最中だった上に、自ら手に入れた力はまさかのネクロマンシー。
相棒?は、300歳を超えるネクロマンシー。見た目は男の娘で、アンデッドと自分も含めたネクロマンシーそのものを滅ぼすことを目標に、長年戦い続けていました。なのに、希望のはずだった異世界転生者が現れたとたんよりによってネクロマンシーの力を持ってしまい、頭を抱えることになる苦労人。
これでもかなり削って説明していまして、正直1回読んだだけでは設定を飲み込みきれず、1話・2話を読み返して整理したくらいの盛り込みっぷりです。
異世界転生漫画は設定を盛り込んでくることが多いですが、ここまでやってくるのはなかなかなくて、面白いし、清々しささえ感じましたね。
加えて、本作を語る上で外せないのが、原作ネームが「惑星のさみだれ」の水上悟志さんだという点。
あの独特のテンポや間がまた味わえると、存在を知ったときから楽しみにしていたんです。
ただ、作画は別の方が担当していると知ったときは、水上悟志らしさが損なわれるんじゃないかと少し不安もありました。
でも実際1巻を読んでみると、水上悟志さんらしい空気感がしっかり漫画からも伝わってきて、そんな心配はまったくいらなかったと思わされましたよ。
ストーリーと作画のバランスが高いレベルでまとまった、かなりの良作だと思いますね。
2.オルクセン王国史~野蛮なオークの国は、如何にして平和なエルフの国を焼き払うに至ったか~
- 作者:樽見京一郎、 野上武志 、THORES柴本
- 2024年発表
まず最初に言っておくと、「オルクセン王国史」は気軽とは程遠く、今回紹介する中では1、2を争うぐらい重めの作品です。
でも、異世界漫画を紹介する上で絶対外せないぐらい好きな作品なので、ラインナップに加えました。
サブタイトルの時点でして不穏な空気を漂わせていますが、中身も期待を裏切らない、かなり緻密な軍記ものです。
残虐な行為を繰り返すエルフの国と、理知的に近代化を進めるオークの国、エルフへの復讐を胸にオーク側についたダークエルフ。
この3者を軸に、リアリティのある軍事物語が展開されていきます。
正直筆者には詳しい軍事知識はありませんが、それでも本作で描かれているものが生半可な知識では描けないだろうレベルなことはわかります。
しかも、それをオークやダークエルフ、コボルトといった種族のキャラクターを通して表現しているんですから、どれだけ描写力があるのかと、何度も驚かされた者です。
原作・作画、どちらの力量も相当高くないと成立しない作品だと思いますね。
実は原作小説も読んでいるのですが、こちらは輪をかけて重量級。
一度ハマってしまえば最後まで一気に読ませる力はあるのですが、そこに至るまでに離脱してしまう人は絶対に出てくるだろうなという印象を正直持っていました。
でも、漫画版はキャラクターや状況がすっと頭に入ってくる構成になっていて、そのあたりの不安がないのは大きな強みだと思います。
個人的には小説から読む場合も、まず漫画版を2巻くらいまで読んでからのほうが、圧倒的に世界観に入りやすいと思っているくらいです。
そしてもう1つ魅力的だと思ったことがあって、それは群像劇としての充実度。
主要な3勢力だけでなく、サブキャラクターたちも掘り下げられ、しっかり見せ場が用意されていてるんです。中でも個人的に刺さっているのは、静かに復讐心を燃やし続けるマダムというキャラクター。
普段は感情を抑えているぶん、一瞬だけその想いが表に出る場面があるのですが、そこは本当に見てほしいシーンです。
3.乙女ゲーム世界はモブに厳しい世界です
- 作者:潮里 潤、三嶋 与夢
- 2019年発表
- 完結・全11巻
- アニメ化
妹に付き合わされた乙女ゲームの攻略中に力尽きて死んでしまった主人公が、気づけばその乙女ゲーム、しかも女尊男卑が当たり前の世界に転生していた。
そんなところ始まる作品です。
前世の攻略知識を使って良い生活を送ろうとするのですが、思い描いていた展開からはどんどん外れていってしまいます。
本作の魅力はキャラクターたちにあって、いちいちツボでした。
主人公は自分でも認めているとおりクズ寄りの性格なんですが、変に格好つけないぶん逆に好感が持てるんですよね。
また、悪役令嬢と敵対し婚約破棄をしてくる、転生のヒロインの攻略対象たちも、最初こそテンプレ的な嫌な感じなんですが、話が進むにつれてだんだんいいやつになっていって、それぞれちゃんと魅力が出てきます。
なにより転生ヒロインが、主人公を超えるクズさをみせつけるのに、妙に苦労性でたびたび酷い目にあうのですが、そのひどい目にあいっぷりがすごくしっくりくる感じで、なんか憎めないんですよね。
特に自分の正体がバレて、主人公が遠慮をやめてからのやり取りは、このキャラの一番おいしいところだと思います。
コメディ寄りの作品ではあるものの、原作小説の第三章あたりまでの内容を描いているぶん、シリアスな展開もしっかり分量を割いて描かれているので、そのギャップも含めて楽しめる作品です。
ただ「ファンタジー世界にロボットが出てくるのはちょっと……」というタイプの方は、ちょっとおすすめできないかも。
ロボットバトルがガンガンでてきますから。
異世界漫画のおすすめを紹介
なにも理解らない
- 作者:7Liquid
- 2025年発表
「なにも理解らない」は、異世界ものの暗黙の了解に、真っ向から挑んでくる異世界ファンタジー漫画。
「異世界転生(?)なんだから、言語能力くらい貰えるでしょ?」という前提を覆し、言葉が通じず、常識もルールも違っていて、タイトル通り本当に何一つ理解できない状態から物語がスタートする作品です。
発想が面白いし、一般的な異世界ものとは流れが違うしで、かなり気に入りました。
ただ読んでいて全く話が入ってこないわけではなく、セリフで説明されない分、キャラの表情や仕草はかなり丁寧に描かれていて、そのおかげで「たぶんこういう状況なんだろうな」と、なんとなく状況が掴めるようになっているので助かっています。
もっとも、こちらの想像がまるっと外れている可能性も普通にあるので、そのあたりも含めて楽しめる作品だと思います。
後、本作の感想と言っていいのか微妙なのですが、本作は「英語という概念自体を知らずに育ったのに、ある日いきなり英語圏で暮らすことになったジョン万次郎って大変だったんだろうなぁ」なんてことを考えさせらる作品でもありました。
ファンタジー世界のお約束のおかげである程度予測がつく主人公と違って、ジョン万次郎には頼れる前提知識が何もなかったわけですから、さらに過酷だったろうなぁと思ってしまって。
ダンジョンマスター班目~普通にやっても無理そうだからカジノ作ることにした~
- 作者:松野義己、 有山リョウ、Genyaky
- 2026年発表
タイトルからわかる通り、いきなりダンジョンマスターに任命されてしまう異世界転生もの。
このジャンルといえば、罠やモンスターであの手この手と人間を迎え撃っていくタイプが王道ですが、最近はそこから外れた変化球タイプも増えてきています。
本作はまさにその変化球で、カジノを作って人間たちをどっぷりハマらせ、じわじわダンジョンポイントを稼いでいくというアプローチを取っていく作品です。
戦って倒すのではなく、依存させて回収するという発想がまず面白いですし、主人公に天才ギャンブラーという属性を持ってくるのも上手いんですよね。
ダンジョンマスターとギャンブラーという関係なさそうな肩書きを、カジノ経営で結び付けるなんて、普通思いつきませんから。
また、本作は読み口の軽さも良いポイントになっています。
こういう変化球タイプは、どうしても説明が多くなりがちで、読んでいて目がすべることも少なくありません。
でも本作は、その軽快さのおかげで、多少の説明過多も気にならず、するする読めるんです。
原作者は「ロメリア戦記」も手がけている方なんですが、あちらも環境を整えながらじわじわ目的を達成していくタイプの物語だったので、こういう「仕組みを作って攻略していく」系の描写がもともと得意な方なんだろうなと勝手に納得しています。
マズ飯エルフと遊牧暮らし
- 作者:大間九郎、 ワタナベタカシ
- 2018年発表
- 完結・全13巻
マズ飯エルフと遊牧民暮らしは、現実世界から異世界に転移した主人公が、現実世界の料理をふるまうタイプの異世界グルメ漫画。
このジャンルの漫画は結構な数がでてきていますが、個人的に本作が一番しっくりきてます。
シンプルな料理が単純においしそうだし、出会ったエルフたちがモンゴルっぽい遊牧生活していて異国情緒が楽しめるし、キャンプっぽさも味わえる。
そして、作風が途中からガラッと変わるのですが、そこにたどりつくまで少しずつ伏線を増やしていく流れが見事なんです。
現実世界と異世界とのリンクや、背後にいる誰かなどがチラ見せされてきて、詳しい内容が気になって仕方なくなる。
そして、ガラッと変わるところまでたどり着いたころには完全に作品に没入していて、最初に気に入った内容と違っていましたが気にせず読んでいました。
終盤に関しては賛否両論あると思いますが、トータルでみると十分楽しめる作品だと思います。
デッドマウント・デスプレイ
- 作者:成田良悟、藤本新太
- 2017年発表
- アニメ化
「デッドマウント・デスプレイ」は、「バッカーノ!」「デュラララ‼」の成田良悟が原作を務める逆異世界転生漫画。
異世界において「世界の厄災」として認可され、英雄によって討伐された屍神殿。
しかし、気が付くと見慣れない世界(新宿)にいて、死んだ人間の子ども(四乃山ポルカ)の姿になっていた。
何が何だかわからない中、ポルカを殺害した暗殺者に命を狙われてしまう。
そんなところから始まる作品です。
現実から異世界に転生するのではなく、異世界から現実に転生するパターンの転生漫画ですね。
序盤は、異世界で見につけたネクロマンサーの能力を使って、犯罪者たちの中で生き残りつつ、ポルカを殺した犯人を見つけていくのがメインストーリーになるんだと思っていました。
もちろんそういった要素も多分にあるのですが、進むごとに徐々に現実と異世界とにリンクがあることがわかってきて、思わぬ方向にストーリーが展開されていくんです。
この点、すごく成田良悟っぽくて、「バッカーノ!」「デュラララ‼」ファンとしてすごくうれしくなりました。
また、成田良悟の大きな特徴である、少しピントの外れたキャラクター達による群像劇は、本作でも健在なので、そういった展開が好きな人にはかなり楽しめる作品になっていると思いますよ。
この素晴らしい世界に祝福を!
- 作者:渡 真仁、三嶋 くろね
- 2015年発表
- アニメ化
「この素晴らしい世界に祝福を!」は、ちょっと懐かしい主人公像の異世界転生漫画。
目の前に現れた女神に自分が死亡したことを告げられる主人公・佐藤カズマ。
カズマの記憶では、事故にあいそうな人を助けようとして車にひかれて死亡してしまったはずだったが…
実際は、事故にあわない運命の人を突き飛ばして怪我をさせ、車にひかれたと勘違いしてショック死しただけ。
一応、異世界に転生させてもらうことになったが、ちょくちょく自分を馬鹿にしてくる女神に腹が立ったので、女神ごと異世界に転生することにした。
そんなところから始まる作品です。
「普段は頼りないけど、決めるときはきめる」という主人公が昔から大好きなんですが、本作のカズマもまさにそれ。
強敵が現れたとき、仲間が苦しんでるとき、困難な状況におちいったときなど、ここぞ!といったタイミングで解決策を提示してくれます。
まぁ、頼りない普段がかなりクズなのと、ピンチになってから解決策出すまでの間はほとんど役にたたないのと、解決してもだいたいさらに困った状態になるのが玉にキズ。
でも、その高低差が読んでいて熱くさせてくれるますし、同時に笑かせてくれるんです。
ちなみに、アクシズ教がでてくる回はハズレがないので絶対おすすめ。
基本ギャグですすむシリーズですが、アクシズ教がちょっとでもでてくるとギャグが加速していくので大好きです。
その影響か、私の推しヒロインはアクアです。
【まとめ】ガチで面白いおすすめの異世界漫画は?
というわけで、ガチで面白いと感じたおすすめの異世界転生漫画を厳選して紹介してきました。
もう一度おすすめ8作品をまとめると、このようになります。
- クライマックスネクロマンス
- オルクセン王国史
- 乙女ゲーム世界はモブに厳しい世界です
- なにも理解らない
- ダンジョンマスター班目
- マズ飯エルフと遊牧暮らし
- デッドマウント・デスプレイ
- この素晴らしい世界に祝福を!
面白い漫画をお探しの方はぜひ参考にして下さいね。
ほかにも、完結・連載中を問わず「ガチで面白い漫画」をまとめた記事があるので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
ガチで面白いおすすめ漫画65選|今読むべき話題作から歴代の名作まで厳選
▼あわせて読まれています
【保存版】完結済みおすすめ神漫画25選|ガチで面白い不朽の名作だけを厳選
【2026】最近の新作・連載中漫画おすすめ15選|ガチで面白い今から追いたい注目作を厳選
マイナーなのにガチで面白い漫画おすすめ23選|人気作に飽きた方に読んで欲しい隠れた名作を紹介
《電子書籍ストア比較》漫画をまとめ買いするならどこ?全巻が安いおすすめサービスと選び方
【補足】異世界漫画の魅力とは?
異世界漫画の魅力は、なんといっても圧倒的な没入感と爽快感にあると思います。
現代とは違う世界で、主人公が新しい人生を歩んでいく展開は、読んでいるだけで非日常のワクワク感を味わえますよね。
特に転生や召喚で強い力を手に入れる設定は、努力や苦労だけでは辿り着けない理想の成長体験を疑似的に楽しめるのも魅力です。
今回紹介した作品の中にも、バトル中心のものだけでなく、スローライフ寄りの作品や、あえて重めのテーマに踏み込んだ作品まで、いろんなテイストが揃っていたと思います。
気軽に読めるのに続きが気になってしまう、この中毒性の高さこそが、異世界漫画が愛され続けている理由なんじゃないでしょうか。






