「漫画って紙と電子、結局どっちがいいんだろう?」
「電子書籍って実際どうなの?」
電子書籍が気になっていても、漫画は紙で読んだ方がいいんじゃないかと迷ってしまいますよね。
筆者も紙派一筋の期間が長かったので、電子書籍に乗り換えようとしたときにとても迷いました。
ただ、その悩みの原因って実は「なんとなく紙の方が良さそう」という感覚だけだったり、「失敗したくない」という気持ちから踏み出せずにいるだけだったりすることが多いんですよね。
もしそうなら、そのまま紙にこだわり続けて、電子書籍のメリットを丸ごと見逃しているのはちょっともったいないな、と思うんです。
そこでこの記事では、元紙派の筆者が実際に乗り換えた経験をもとに、電子・紙それぞれのメリット・デメリットをまとめ、どちらがいいのか正直に解説していきます。
筆者としてはメリットの大きさから電子書籍をおすすめしていますが、人によっては紙の方があう場合もあるので、どちらについても詳しくまとめています。
「どっちが自分に合っているか」の判断材料として、ぜひ読んでみてください。
目次
漫画を読むのに電子書籍を利用するメリット
では、まず電子書籍のメリットについて解説します。
安く買えることが多く節約になる
紙の漫画と比べたとき、電子書籍って実はかなり安く読めることが多いんですよね。
まず、電子書籍ストアではクーポンやポイントバックのサービスが常時行われています。
これをうまく活用すれば、定価より大幅に安く買えることも珍しくありません。
さらに、セールも頻繁に開催されます。
昔の作品だと1冊数十円、30冊まとめて買っても1,000円しないなんてこともあって、最初に見たときは「本当にこの値段でいいの?」と思わず二度見しました。
紙だと古本屋に足を運ばないと安く買えませんが、電子書籍なら自宅にいながら、あるいは移動中の電車などでもセール価格で大量に揃えられます。
長編作品を一気読みしたい人には、特に恩恵が大きいと思いますよ。
管理が楽・収納問題が解決
電子書籍は収納・管理がとても楽なんですよね。
漫画好きにとって、収納・管理問題は永遠の悩みです。
小説などと比べて巻数が多い作品が多く、時間がたつにつれてドンドン数が増えていってしまいますから。
例えば、筆者の大好きなサッカー漫画、しかも完結済みで巻数の多い作品だけでもこれだけの数になります。
- シュート・シリーズ:67冊
- エリアの騎士:57冊
- DAYS:43冊
- アオアシ:40冊
- ANGEL VOICE:40冊
- BE BLUES:49冊
- ファンタジスタ・シリーズ:39冊
- 俺たちのフィールド:34冊
- Jドリーム・シリーズ:32冊
しかも、サッカー漫画は意外と10巻以内に終わる作品も多く、将棋とサッカーを絡めた「ナリキン」や、チーム運営の側を描いた「オーレ!」など多種多様な作品があるんです。
これだけでも棚がサッカー漫画で埋まるのに、アクション・バトル、ミステリー、テニスなど好きなジャンルは他にも山ほどあって、紙で全部収納していくことはもはや不可能でした。
一時期は「5回読み直した漫画は処分する」というルールを作って対策してみたこともあるんですが、その間にスラムダンクを3回買い直す羽目になりました。
お気に入りは何度でも読み返してしまうので、処分ルールとの相性が最悪だったんですよね。
でも、電子書籍に変えてからは、そういった悩みが一切なくなりました。
スマホなどの端末1つで管理出来る上、端末のデータがいっぱいになっても、1回買えば端末から消しても再ダウンロードできるので、管理の手間も収納スペースも、まるごと不要になりますよ。
見た目の良さ
いつまでも買ったときのままの状態で読めるのも、電子書籍のメリットになっています。
気に入った漫画は何度も読み返すため、紙だと数年経つとどうしてもボロボロになってきます。
表紙は色あせ、ページの端は折れ、背表紙はヨレてくる。
古書のように年月を経た味わいがあればまだいいんですが、家に飾ってある漫画って、多くは10年以内に買ったばかりのものになるので、ただ劣化しているだけという、正直あまり見た目がよくない状態になるんですよね。
1冊1冊透明のブックカバーを付けて保存などしないかぎり(ブックカバーを1冊ずつつけていくとなると、購入や手間という別の問題が発生しますが)。
でも、電子書籍なら、何度読み返しても当然劣化しません。
10年前に買った作品も、今日買ったばかりの作品も、常に同じきれいな状態で読めるのは嬉しいポイントです。
持ち運びが楽になった
スマホ1つで何百冊でも持ち歩けるのも、電子書籍の魅力。
電子書籍に変える前は、電車移動のときは5冊ほど、旅行のときは10〜30冊ほど鞄に詰め込んで出かけていましたが、とにかく重い。
しかも、それでも足りなくなったことが結構あって、現地で調達するハメに。
国内のお出かけなら重いだけでいいんですが、海外だとイタリア版や台湾版しか売っておらず、さすがに新しい本だと内容がわからないので、読んだことのある作品しか買えないという謎の制約まで経験したことがあります。
電子書籍なら、そういった苦労がほぼなくなりましたね。
重さはもともと持ち歩くはずのスマホ1台、追加してもタブレット1台ぐらい。
それでかなりの冊数が持ち歩けますし、読み終わっても電波が届くところにいれば次の作品をすぐダウンロードできるので、「足りなくなる」という状況自体がなかなか起きません。
よほど電波の届かない場所でもない限り、まず困ることはありませんよ。
即購入・即読書の快適さ
電子書籍だと、読みたいと思ったその瞬間に購入して読み始められますが、これは漫画好きにとってたまらないメリットですよね。
たとえば、スマホ操作をしていてCMで気になる本を見つけたとき、あるいは今読んでいた漫画の続きが気になったとき。
そういったときに、アプリを開いて購入ボタンを押すだけで、Amazonでも電子書籍ストアでも読みたい漫画がすぐに手に入ります。
クレジットカードの登録さえ済ませているなら、本当に1分もかかりません。
本屋に移動する手間も、通販で届くのを待つ時間も、まったく不要になります。
筆者は以前、深夜に漫画を読み終わって続きが気になったのに、本屋が開く翌朝までずっとそわそわしながら、「なぜ全巻買っておかなかったのか」と後悔したことが何度もありました。
でも、電子書籍に変えてからは、深夜だろうと早朝だろうと、はたまた遊んだ帰りの電車の中だろうと、気になったその瞬間に続きを読み始められます。
この快適さは、一度味わうともう戻れないですね。
暗い場所や寝ながら読める利便性
暗い場所でも気にせず読めるのも、電子書籍ならではの快適さですね。
スマホもタブレットも、今やフロントライトがついているのは一般的。
Kindle端末は、たまにフロントライトが付いていない新作を出したりもしていますが、例外はかなり少ないです。
そして、このフロントライトのおかげで、周りが暗くても画面の明るさを調整するだけで大丈夫。
部屋を暗くしてリラックスしながら読むときはもちろん、テーマパークやラーメン屋の行列に夜並ぶときも、アウトドアで日が落ちてきたときも、問題なく漫画が読めます。
暇があると漫画が読みたくなる、漫画好きにはピッタリの機能です。
電子書籍のデメリット|実際に使って感じたリアルな話
では、次に電子書籍のデメリットについて解説していきます。
買いなおすのに費用がかかる
電子書籍に乗り換えるときに、大きく頭を悩まされたのが、すでに持っている漫画の買い直しの費用。
気に入った本は同じフォーマットでそろえたいし、本棚の本もはやくスッキリさせたい。
でも、何百冊・何千冊となると費用もかなりの金額になってくるので、さすがに全部買い直すのはあきらめたとしても、それなりの出費は覚悟しなければなりません。
本当に頭を悩まされましたよ、「それだけのお金があったら、新しい本がどれだけ買えるか…」と。
ただ、電子書籍は、古い作品が急に安くなったり、まとめ買いするとお得になるクーポンが配布されることが結構あるんですよ。
ですので、筆者がたどり着いた落としどころは、そういった安く手に入るタイミングまで、紙で持っている作品はそのまま持ち続け、新作・新刊から電子書籍に切り替えつつ、お得なタイミングを狙って少しずつ買い直していくというやり方です。
これにたどり着くまでに結構シャレにならない金額を使ってしまいましたが、この方法にしてからはかなり楽になりましたよ。
充電してなくて詰むことも
電子書籍のデメリットとして、充電問題もありますね。
紙の本なら充電切れとは無縁ですが、スマホやタブレットで読む電子書籍は、充電が切れたらその瞬間に読めなくなります。
家にいるときなら充電しながら読めばいいだけですが、一番困るのは外出時です。
スマホやタブレットに頼っている以上、充電が切れたらどうしようもありません。
筆者も旅行中に充電が尽きて、続きが読めないまま数時間を過ごしたことがあります。
普段いつでも漫画が読めるようにしているだけに、あのときの「しまった」感はなかなかのものでした。
ただ、この問題はモバイル充電器を持ち歩く習慣をつけると、かなり解消するんですけどね。
また、飛行機の移動があるときは、そういったものの持ち込みが制限されますがが、備え付けの機器で充電できるようケーブルを持ち歩くことで対応することにしています。
特典が付かないことも
特典の問題も、電子書籍の大きなデメリットなると個人的に思っています。
新刊発売時に書店でもらえる特典ペーパーや、特定の店舗限定の特典付きカバーなど、紙ならではのおまけが電子書籍では手に入らないことが多いんです。
電子書籍限定の特典が付くこともありますが、書店特典の方が豪華なケースも少なくないし…
「気にならない」、「読めれば十分」という人も多いですが、「やっぱり特典は欲しい!」という人も多いので、悩むところだと思います。
この点、筆者は、特典がどうしても欲しいもののときだけ、電子書籍と紙の両方を買うようにしています。
出費は増えますが、好きな作家の特典はやっぱり欲しいんですよね。
財布へのダメージは大きいのですが、「まぁ好きな作家へのお布施だな」と思うことで納得するようにしています。
サービス終了のリスクはある
電子書籍のデメリットとしてよく挙げられるのが、サービス終了のリスクです。
電子書籍は紙と違って手元に実物がないため、もしストアがサービスを終了してしまった場合、購入した本が読めなくなる可能性があります。
ただ、AmazonのKindleや楽天Koboといった大手のサービスが突然終了するというのは、現実的にはかなり考えにくいです。
仮にそういった事態になるとしても、事前にアナウンスがあったり、他サービスへの移行措置が取られたりする可能性が高いでしょう。
リスクを極力小さくしたいなら、大手のストアをメインに使うのが一番の対策です。
完全に不安をなくすことはできませんが、サービス選びで大部分はカバーできますよ。
所有感は薄い|並べてウットリはできない
電子書籍に変えて、唯一いまだに解決できていないのがこれです。
好きなシリーズを本棚にズラッと並べてウットリする、筆者もそういった楽しみ方をするタイプのオタクだったので、電子書籍に乗り換えるときにここが一番名残惜しかったです。
データである以上、眺めて楽しむという体験はどうしても生まれないので、この点は正直いまも解決できていません。
ただ、最近は読み終わった漫画をメルカリやブックオフですぐ売るのが主流になってきているようで、そういった楽しみ方をしていない方にとっては、あまり大きなデメリットにならないかもしれません。
紙の漫画のメリット・デメリット
紙の漫画のメリット・デメリットは、基本的にここまで紹介してきた電子書籍のメリット・デメリットの裏返しになります。
あらためて一覧で整理するとこのようになります。
紙のメリット
・本棚に並べて所有感を楽しめる
・充電不要で、バッテリー切れの心配がない
・書店特典や限定版など、紙ならではのおまけがある
・サービス終了で読めなくなるリスクがない
紙のデメリット
・巻数が増えると収納スペースが必要になる
・何度も読み返すと劣化・色あせが進む
・購入・読書のたびに本屋へ行く手間がかかる
・持ち運べる冊数に限界がある
・暗い場所では読みにくい
・セールやクーポンが少なく新品は割高になりやすい
これを踏まえて、漫画を読むとき電子書籍と紙のどちらがいいのか、次の項目で詳しく比較していきます。
漫画を読むなら電子書籍と紙どっちがいい?項目別比較まとめ
ここまで紹介してきた電子書籍と紙のメリット・デメリットを、項目別にまとめると上の表のようになります。
| 電子書籍 | 紙 | |
| 価格・お得さ | ◎ セールなど充実 | △ 定価中心 |
| 見た目 | ◎ 色あせない | △ ボロボロに |
| 買いやすさ | ◎ 気になったらすぐ | △ 時間がかかる |
| 利便性 | ◎ 暗くてもOK | △ 明るい所のみ |
| 収納問題 | ◎ 無制限 | ✖ すぐいっぱい |
| 持ち運び | ◎ 端末1台 | ✖ 重くかさばる |
| 買いなおし | 〇 タイミングを見て | ◎ 基本不要 |
| 充電問題 | 〇 対応策があればOK | ◎ 不要 |
| 特典 | △ つかないことも | ◎ 特典版あり |
| コレクション | △ 所有感が薄い | ◎ 並べてウットリ |
| 継続性 | △ 終了のリスク | 〇 壊れるまで |
こうして比較してみると、電子書籍が優位な項目の多さが際立ちますね。
価格・収納・持ち運び・利便性など、日常的な読書体験に直結する項目では電子書籍が圧倒的に使いやすいです。
一方で、紙が勝っているのは、特典・コレクション・充電不要・買い直し不要といった項目です。
ただ、充電問題はモバイル充電器で対応できますし、買い直しはタイミングを見て少しずつ進めることができます。
また、特典とコレクションについては、どれだけ重視するかによって評価が変わってくるところですね。
ですので総合的に見ると、漫画をお得・快適に読める電子書籍に軍配が上がります。
紙ならではの良さも確かにありますが、日常的な読書のしやすさという点では、電子書籍の方が多くの人にとってデメリットよりメリットの方が大きいと感じますよ。
それでも紙がおすすめな人はこんなタイプ
ここまで電子書籍をおすすめしてきましたが、紙の方が合っている人も確かにいます。
具体的には、こんなタイプの方には紙の漫画をおすすめします。
①本棚に並べてコレクションを楽しみたい人
漫画を読むだけでなく、好きなシリーズを本棚に揃えて眺めることも楽しみのうち、という方には紙の方が満足度が高いと思います。
電子書籍では、この体験だけはどうしても再現できません。
②特典や限定版にこだわりたい人
書店特典や限定カバーなど、紙ならではのおまけを集めることに喜びを感じる方も、紙の方が向いています。
推し作品への熱量が高い方ほど、この点は外せないポイントになりますよね。
③スマホやタブレットをあまり使わない人
普段からデジタル機器に慣れていない方にとっては、電子書籍の操作自体がストレスになることもあります。
そういった方には、手に取ってすぐ読める紙の方が快適だと思います。
④充電管理が苦手な人
モバイル充電器を持ち歩く習慣がなく、しょっちゅうスマホの充電が切れてしまうという方も、充電不要な紙の方が向いていますねね。
この4タイプの方は、おそらく紙の漫画を利用した方がいいと思います。
逆に言えば、これらが当てはまらない方には電子書籍をおすすめできますね。
もし迷っているなら、いきなり長編漫画や途中まで読んでいる漫画を避け、1巻完結の短編漫画でまず電子書籍を試してみるのが一番だと思います。
それならもし合わないと感じても、リスクは極めて小さいですから。
【Q&A】電子書籍に乗り換えるときの注意点とよくある疑問
Q. 電子書籍ストアがサービス終了したらどうなる?
サービス終了の際は、事前にアナウンスがあり、購入済みの本のデータをダウンロードできる期間が設けられるケースがほとんどです。
ただし、対応はストアによって異なります。
リスクを最小限にするなら、AmazonのKindleや楽天Koboといった大手のストアをメインに使うのが一番の対策ですよ。
Q. 紙で持っている漫画の続きを電子で買っても大丈夫?
読む分には何の問題もありません。
同じ作品を紙と電子で混在させている方は意外と多いです。
ただ、本棚に揃えてコレクションしたい派の方には、フォーマットが混在することが気になるかもしれません。
読書目的に徹するなら、気にせず続きから電子書籍にしてしまうのがおすすめです。
Q. 漫画を読むならスマホとタブレットどちらがいい?
漫画を読むなら、画面の大きいタブレットの方が快適です。
スマホでも十分読めますが、見開きページや細かいコマはタブレットの方が見やすいです。
外出先ではスマホ、自宅ではタブレットと使い分けるのが、個人的には一番おすすめの使い方ですよ。
【まとめ】漫画は電子と紙どっちがいい?元紙派の私が乗り換えた理由
ここまで電子書籍と紙のメリット・デメリットを見てきました。
結論としては、メリットがデメリットを上回る電子書籍の利用をおすすめします。
メリットは色々ありますが、筆者を乗り換えさせたのは、この3つのメリットが特に大きかったです。。
まず、価格面。
セールやクーポンが多く、これらをうまく使えばかなり安く買えるので、その分より多くの漫画が読めるんです。
漫画好きにとって、たまらなくうれしいポイントですよね。
次に、収納問題。
正直なところ、増え続ける漫画を物理的に保管し続けることが限界だったし、せっかく新しい漫画を置く場所を確保するため、前に買った本を処分するのも嫌になっていました。
電子書籍に変えてからは、その悩みがほぼ解消されましたね。
そして、持ち運びの快適さ。
以前は外出のたびにカバンが漫画でパンパンでしたが、今はスマホ1台で済むので、小さい鞄でも平気になりました。
常にカバンが重かったのがウソのようです。
もちろん、特典やコレクションを重視する方には紙の良さもあります。
ただ、日常的な読書のしやすさという観点では、電子書籍の方が多くの場面で快適だと感じています。
迷っているなら、まず短編漫画で試してみることをおすすめしますよ。
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