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【50巻以内完結漫画おすすめ5選】“ちょい長め”で読み応えたっぷり!満足度の高い長編まとめ

50巻以内完結おすすめ長編漫画まとめ

「短すぎると物足りない、でも100巻超の大作は重い…」

そんな「ちょい長め」な漫画を探している方におすすめなのが、50巻以内で完結する長編漫画です。

ストーリーの厚み、キャラの成長、世界観の深掘り、それらすべてが詰まっていながら、しっかり完結しているからこそ、読後の満足度も抜群。

まとまった時間があれば一気読みもでき、読書体験としての充実感も十分です。

この記事では、読み応えとテンポの良さを兼ね備えた名作5作品をジャンルを問わず厳選して紹介。

「次に読む漫画、失敗したくない!」という方は、ぜひ参考にしてください。

 

50巻以内完結のおすすめ長編漫画5選!

DAYS

  • 作者:安田剛士
  • 2013年公開
  • 全42巻
  • 第40回講談社漫画賞・少年部門
  • テレビアニメ化

「DAYS」は、読んでいて最も心を熱くさせられたサッカー漫画。

主人公・柄本つくしは、それまでサッカーの経験がなかったが、才能にあふれた風間陣と出会ったことをきっかけに、強豪サッカー部に飛び込むことに。

そしてそこで、個性豊かな仲間たちと切磋琢磨しながら、自分の居場所を見つけていく姿を描いた作品です。

本作の最大の魅力は、現実味のある成長の描き方。

特別な才能も身体能力もないつくしは、当初ひたすら走ることしかできず、パスやシュートといった基本プレーでさえ苦戦し続ける状態でした。

でも、そこからひたむきに努力を重ね、恐れや葛藤と向き合いながら成長していくのですが、その成長が少しずつ、本当に少しずつしか進んでいきません。

しかもたどり着いた先は、よくあるシュートやパス、ドリブルといった華やかな才能に目覚めるのではなく、とにかく走り続け、周囲を観察することで仲間をサポートする能力を身に着けるという、非常に尖ったもの。

おかげで、FWなのに初ゴールまでが本当に長かった…

努力型の主人公は泥臭いものですが、ここまで泥臭い存在はなかなかおらず、数あるスポーツ漫画の中でも異彩を放っています。

けれども、そういった経過があったからこそ、つくしが次第に「仲間に助けられる存在」から「仲間を支える存在」へと変わっていき、決定的な活躍をするまでに成長した姿には心をうたれるのですが。

ここまで時間をかけて努力する姿を描き続けられるのは、やはり長編サッカー漫画ならではの魅力ですね。

 

からくりサーカス

  • 作者:藤田和日郎
  • 1997年公開
  • 全43巻
  • 第40回小学館漫画賞・少年向け部門
  • テレビアニメ化

「からくりサーカス」は、謎めいた遺産相続に巻き込まれた少年を中心に、人間と機械仕掛けの人形(オートマータ)が交錯していくダークファンタジー漫画。

読み始めた当初は「3人の主人公が力を合わせて戦う王道バトルもの」だと思っていましたが、物語は予想を裏切って大胆に枝分かれし、最終的に見事に収束していく構成に圧倒させられました。

本作最大の魅力は、緻密でダイナミックなストーリー展開。

序盤から中盤にかけては、怒涛のように予想外の展開が次々と押し寄せ、ページをめくる手が止まりません。

特に印象的なのは、主人公たちがそれぞれ異なる道を歩む「トリプルキャスト構成」で、3人の主人公の物語が並行して描かれ、やがて一つに収束していく群像劇としての完成度が非常に高いです。

また、たびたびこちらの情緒を破壊していくのも本作の大きな特徴の1つですね。

絶望的な展開の直後に胸が熱くなるようなシーンが訪れたり、敵キャラクターにすら深いドラマが用意されていたりと、読者の心を容赦なくかき乱していきますから。

個人的には、この感情を揺さぶられ続ける感覚がクセになり、気づけば夢中になって読み進めていましたよ。

そして何より素晴らしいのは、序盤からラストまで全く失速しない物語の完成度の高さです。

熱さ、悲しみ、優しさなど、あらゆる感情が詰まった濃密な物語で、読み終えた後も「ああ、終わってしまったんだ…」としばらくの間、心を奪われてしまいましたよ。

 

ベイビーステップ

  • 作者:勝木光
  • 2008年公開
  • 全47巻
  • 第38回講談社漫画賞 少年部門
  • テレビアニメ化

「ベイビーステップ」は、およそテニスに向かない少年が、内に秘めた闘志と分析力を武器に成長していくテニス漫画。

高校からテニスを始めた主人公・丸尾栄一郎が、分析力と努力を武器に一歩ずつ成長していく姿を丁寧に描いています。

身体能力に恵まれているわけでもなく、スタートも遅い。

そんなスポーツ漫画の主人公らしからぬ条件の中で、丸尾は冷静な観察眼と継続した努力、そして静かな闘志で不利な状況を少しずつひっくり返していきます。

初勝利まで1年以上かかるという描写にもリアリティがあり、成長の過程に説得力があるのが特徴です。

試合の描写はリアルかつ緻密で、派手な必殺技に頼らず、それぞれのプレイヤーが持つ個性を活かしたプレースタイルで勝負が展開されます。

読んでいて違和感を抱くことがほとんどなく、試合の緊張感にどんどん引き込まれていくと思います。

序盤にだけ一度だけ少し演出過剰に感じられる展開もありますが、すぐに原点回帰してくれたので安心させられました。

50巻弱という長さの中で、努力の積み重ね・負けを乗り越える力・目標への執念といった「地味だけど確かな熱さ」をじっくりと描き切った本作。

当初の絶対的ライバルとの死闘を超え、さらにその先まで楽しませてくれました。

派手さではなく、リアルな成長と没入感を求める読者にこそおすすめしたい、長編スポーツ漫画の傑作です。

 

華麗なる食卓

  • 作者:ふなつ 一輝
  • 2001年公開
  • 全49巻

「華麗なる食卓」は、カレーを極めることを目指す青年・マキトが、腕利きの料理人たちと数々の勝負を繰り広げる料理バトル漫画。

カレーという一つのジャンルに徹底的にこだわり抜いた作品で、一つのジャンルだけで全49巻も続けられたことに、まず驚かされます。

そんな本作の最大の見どころは、まるで格闘技のような緊張感が漂う料理対決の数々。

トーナメント方式で進んでいくストーリー展開はテンポがよく、次の勝負が気になってページをめくる手が止まりません。

自分をはじめ、料理人同士によるトーナメント勝負というものが大好物な人種が一定数いますが、そういった方々には間違いなく刺さる漫画だと思いますよ。

また、本作の素晴らしいところは、エンターテイメント性だけでなく実用性も両立している点。

例えば、コクを出すためにアイスクリームを入れるといったテクニックは、そのまま使ったわけではありませんが、日々の料理のヒントになってくれました。

他にも、スパイスの使い方や調理手順など、料理への好奇心を刺激してくれる描写がそこかしこにあります。

おかげで、読んでいると登場するカレーが食べたくなるし、実際に作ってみたくもなるのです。

料理やスパイスが好きな人がじっくり読むのにぴったりの一作だといえますね。

 

ハイキュー‼

  • 作者:古舘春一
  • 2012年公開
  • 全45巻
  • 第61回小学館漫画賞少年向け部門など
  • アニメ化、映画化、舞台化

「ハイキュー!!」は、高校バレーボールにすべてを捧げた少年たちの情熱を描ききった長編スポーツ漫画です。

主人公・日向翔陽は、身長が160センチ台という、バレーをするにはあまりに不利な条件を負ったプレイヤー。

しかし、類まれな跳躍力と、他を寄せ付けないバレーへの執着で、初めは勢いだけの未熟な選手だったのが、ライバル兼相棒の影山飛雄と過ごし、自分よりも圧倒的な強者たちとの出会いを通じて、本物のバレーボーラーへと成長していく姿が描かれています。

本作の最大の魅力は、1巻から最終巻まで一切ダレることなく、熱量が右肩上がりで続く点。

序盤も十分面白いのですが、25巻を超えるとさらに内容が濃密になり、選手の心理や成長がプレーに反映されることで、読み応えが倍増していきますよ。

というか、ある意味、そこからが本番。

とにかく1つ1つのプレーで多数の敗北を重ね、傷つきながらも止まることのできない日向と影山が、加速度的に成長していく姿が面白くてたまらなくなっていくんですよ。

ただ、何度も何度も読み返すほど個人的に好きなのは、28巻からの稲荷崎高校編なんですよね。

この試合以降にも決定的な成長は見られるのものすごく面白いのですが、稲荷崎高校編は敵キャラも日向と影山なみにバレーに憑りつかれおり、覚悟ガンギマリ同士の試合が楽しめるので。

やっぱり面白くて興奮させられるんですよ、そういう相手との試合って。

ちなみに、本作を見る上で、バレーの知識ゼロでも問題ありませんよ。

試合のルールや戦術を丁寧にせ詰めていて行ってくれるので、気づけばキャラクターたちと一緒に勝敗に一喜一憂できるようになっています。

実際、自分は本作を読むまでは、どちらかというとバレーボールが嫌いな部類だったのに、いつの間にかドハマりして、現実のバレーボールも見るようになったぐらいですし。

 

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50巻よりもややボリュームを抑えた作品が中心ながら、物語の深みやキャラクターの魅力はしっかり詰まっており、満足感も十分。

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圧倒的なボリュームと重厚なストーリー展開が魅力で、一つの世界観を長く味わいたい読者にぴったり。

主人公の成長や時代の移り変わり、人間ドラマの積み重ねなど、読みごたえはまさに別格です。

 

おすすめ50巻以内完結のおすすめ漫画まとめ

以上、50巻以内で完結したおすすめ漫画を紹介してきました。

これぐらいの巻数になると、どうしても有名作品が中心になってきますね。

  1. DAYS
  2. からくりサーカス
  3. ベイビーステップ
  4. 華麗なる食卓
  5. ハイキュー‼

思いつくままに書いたので、おすすめ漫画はまだまだあり、また良いのがあれば、追記していくと思います。

以上、【50巻以内完結漫画おすすめ10選】“ちょい長め”で読み応えたっぷり!満足度の高い完結作品集、でした。

 

▼他にも面白い漫画をお探しの方はこちらもぜひチェックしてみてください。

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よくある質問(Q&A)

Q1. 50巻以内ってどのくらいのボリューム感ですか?

50巻以内は、1作品をじっくり楽しめる中長編のボリューム感です。
登場人物やストーリーの奥行きがしっかり描かれていて、物語にしっかり浸りたい方におすすめです。まとまった時間で一気読みもできるちょうどいい長さです。

Q2. ジャンルは何が多いですか?

バトルやスポーツ、サスペンス、ファンタジー、人間ドラマなど、多彩なジャンルがあります。
この記事では、偏りなくジャンルを広げて選んでいるので、幅広い読者におすすめできる内容になっています。

Q3. 初心者がいきなり50巻の作品を読むのは大変では?

50巻と聞くと多く感じるかもしれませんが、テンポよく進む作品も多く、意外とスラスラ読めることも。
1話ごとの区切りや盛り上がりが明確な漫画が多いので、初心者でも楽しみやすい構成になっています。

Q4. もっと短めの完結漫画を探しているのですが…

もう少し短い作品をお探しなら、40巻以内や30巻以内で完結する漫画特集がおすすめです。
テンポがよく、読みやすさを重視したラインナップが揃っており、初めての長編漫画の導入にも最適です。

Q5. 50巻を超えるような超大作を読みたい場合は?

もっと大ボリュームの作品を読みたい方には、50巻以上・100巻以上の完結漫画をまとめた特集もおすすめです。
圧倒的な世界観にじっくり浸れる、人生に残る名作に出会えるかもしれません。