【3巻以内完結漫画おすすめ20選】手軽なのにテンポ・満足度抜群の良作短編を厳選

3巻以内完結! おすすめ短編漫画

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「1巻では少し物足りないけど、長編を読む時間はない」

そんな方におすすめなのが、3巻以内で完結する短編漫画です。

全3巻までというボリューム感は、ちょっとしたスキマ時間や休日の読書にもぴったり。

物語の深みやキャラクターの描写にも十分な余裕があり、読みごたえもバッチリです。

この記事では、ジャンルを問わず“短くても心に残る”3巻以内に完結する名作漫画を厳選してご紹介します。

どれも「この巻数でここまで描けるの!?」と驚かされる完成度の高さばかりなので、ぜひあなたのお気に入りの1作を見つけてみてください。

 

3巻以内完結のおすすめ短編漫画TOP3

1.ぼくんち

  • 作者:西原理恵子
  • 1996年発表
  • 完結・全3巻
  • 第43回文芸春秋賞
  • 実写映画化

貧乏が当たり前の町に住み、親もいなくなった3姉弟がたくましく生きていく姿を描いた名作。

笑って読んでたはずなのに、気が付いたら切なくて泣けてくる不思議な作品…

貧乏と女性の強さ・もろさを描かせたら右に出るものがいない西原理恵子さんの魅力が、これでもかと詰まっていますね。

「ものがたりゆんぼくん」と並んで、西原理恵子さんの最高傑作だと思う。

できたら一家に1冊持ってて欲しい。

そして、誰目線で読むかで感想が変わってくるので、3回は読むんで欲しい作品です。

 

2.星守る犬

  • 作者:村上たかし
  • 2008年発表
  • 完結・全2巻
  • 実写映画

昔から読んでいた村上たかしさんのヒット作。

動物系の作品では、これ以上に泣いた作品はないですね。

病気になり、失業し、離婚したお父さんと、柴犬が車で旅を続ける話ですが、最後が本当に救いがなくて、思い出すだけで、胸が絞めつけられます。

柴犬のかわいさや健気さなんかが、すごくエンディングを引き立てるんです。

多分、犬が好きな人ほど、辛いはず。

多くの人に知ってもらいたい作品ですが、涙もろい犬好きな方がご注意を。

続編はまだマシですが、本編を犬目線で読んでいると、最後が辛すぎる…

 

3.百万畳ラビリンス

  • 作者:たかみち
  • 2013年発表
  • 完結・全2巻

閉じ込められた世界から脱出を図ろうとするSF漫画。

作者のたかみちさんって、海のイメージが強かったので、異世界みたいなSF世界に舞台にしたことにまず驚かされた作品です。

また、物語の進め方にも驚かされました。

脱出系のSFジャンルの作品って、だいたいプレイヤーの恐怖を利用して物語を展開していくもの。

場所的なものだったり、時間的なものだったり理由はさまざまではありますが。

でも、本作はそういった恐怖を利用せずに物語を展開させていますからね。

いい意味でイメージを裏切られた作品です。

ただ、主人公の礼香の性格は結構クセがあり、人によって感じ方が大きく異なりそうなんですよね。

イライラさせられるか、面白く感じるかどうかによって、本作に対する評価が分かれるんじゃないかと思ってます。

映画みたいなもし、イライラしなかったなら、かなり引き込まれる面白い作品です。

特に、後半になるにつれて。

 

3巻以内完結のおすすめ短編漫画を紹介

テンマクキネマ

  • 作者:稲垣理一郎、Boichi
  • 2023年発表
  • 完結・全3巻

過去の名作脚本家に取りつかれた中学生男子と、同年代の有名女優による青春映画漫画。

映画愛が強すぎるのに自分の本当の夢に一歩足を踏み出せなかった主人公と、女優として生きていくルートしか与えられなかったヒロインが、映画製作を通して成長していく姿が描かれています。

短編らしい無駄のない話運びに、主要メンバーのキャラクターの良さがあわさって、読後感が非常に爽やかな漫画でしたね。

主要メンバーが大人な場合はもちろん、高校生だったとしても、同じような読後感にならなかったように思うので、主要メンバーを中学生に設定したのはベストチョイスだったと思います。

 

失踪日記

  • 作者:吾妻ひでお
  • 2005年発表
  • 完結・全2巻
  • 第9回手塚治虫文化賞マンガ大賞など

ガチ失踪すぎて、ひいてしまうかもしれない漫画。

しかも、それが実話というね。

「人間仮免中」とこれは、壮絶すぎて人を選ぶかもしれません。

絵も今風ではなしですしね。

1巻と2巻がありましすが、とりあえず読むなら1巻が絶対オススメ。

2巻は入院中の話で、1巻はガチ失踪に関する部分の話で、より心にきますから。

 

あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。

  • 作者:超平和バスターズ、泉光
  • 2012年発表
  • 完結・全3巻

漫画「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」は、人気オリジナルアニメのコミカライズ作品。

かつて仲間の中心だったが、引きこもりになってしまった少年の前に、小さなころに死んでしまった少女の霊が現れる。

彼女に振り回されながら、少年とかつての仲間たちとが、時にぶつかりながら再び交流を深め、成長していく姿が描かれています。

背景の描写も綺麗で、キャラの動きもあって、アニメで見た感動を漫画でも見ることができるのがうれしい作品。

ただ、鶴子がよりきつい感じになっているので、完全に一致しているわけではありませんが。

なので、まだアニメを見たことがない人も、すでに見たことがる人も楽しめる作品になっていると思いますよ。

 

春の呪い

  • 作者:小西明日翔
  • 2015年発表
  • 完結・全2巻
  • このマンガがすごい!2017オンナ編2位
  • 実写ドラマ化

妹(春)が死んだため、その婚約者と姉(夏美)が結婚することになったお話。

前情報を聞いて恋愛的なドロドロを予想してたましたが、その要素は少なかったのが意外でした。

むしろ家族に支配された二人がそこから脱却する物語といった方面のドロドロ感が非常に強くて。

一風変わった背景をもった成長物語ですので、興味のある方はぜひ。

 

ミュージアム

  • 作者:巴亮介
  • 2013年発表
  • 完結・全3巻
  • 実写映画

映画「セブン」を思わせる見立てを行うカエル男。

その人物に、家族を連れ去られた、刑事である主人公が追っていくサスペンスホラー作品。

映画化もされ、特設のオリジナル作品なんかも作られたりしましたが、基本的に結構エグイので、ちょっと驚いています。

ただ、最後の疾走感や、次どうなるのかというハラハラ感はなかなかのもの。

短い作品におさまっているので、一気に読み切ってしまいますね。

 

週刊少年ガール

  • 作者:中村ゆうひ
  • 2012年発表
  • 完結・全2巻

シュールで、少し不思議で、しかも恋愛系。

そうとしかいえないような、いろんな要素を詰め込んだコメディ寄りの漫画。

でも、色々詰め込んだわりに、うるさくなっておらず、しっかりとまとめ上げているところが好印象。

最近のシュール&少し不思議系の漫画って、ちょっと後味が悪い作品が多く、また人気があるのに。

あえて、爽やかさが感じられる作風にしたのは、勇気がいったと思いますね。

 

U-31

  • 作者:綱本将也、吉原基貴
  • 2016年発表
  • 完結・全2巻
  • 実写映画化

泥臭い少年サッカー漫画は多いですが、本作はおっさんが泥臭く「なろうとする」めずらしいサッカー漫画。

かなり異質で、大人のサッカー漫画です。

若い頃とは違った、おっさんのかっこよさが現れていて。

サッカーファンだけでなく、まだまだこれからだ!と思っている30代以上の人にも読んでほしい作品。

 

R・PRINCESS

  • 作者:安西信之
  • 1994年発表
  • 完結・全3巻

「烈火の炎」や「MAR」の作者が書いた初期の本。

以後の作品に通じるような面白さもありますし。

また、内容も、シリアスな面もありますが、基本ギャグ&ラブコメ。

なので、気軽に読めていいんですよね。

 

セクシーボイスアンドロボ

  • 作者:黒大硫黄
  • 2000年発表
  • 完結・全2巻
  • 受賞歴:第6回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞
  • 実写ドラマ化

声真似が尋常じゃないレベルでうまい女の子が中心になって、事件を解決していくお話。

ちょっとほろ苦い話もあり、独特な雰囲気が作中に流れていて、すごく魅力的な漫画。

たった2冊しかないのに、ドラマ化されたのもうなづける出来です。

 

ニッケルオデオン

  • 作者:道満晴明
  • 2012年発表
  • 完結・全3巻

1話たった8ページで描かれる、シュールな短編集。

ショートショート小説をコミック化したような雰囲気で、ショートショート好きにはたまらない作品です。

ストーリーはもちろん、絵柄もとても独特。

とはいっても、作品の雰囲気にマッチしているので、独特の世界観に浸ることができます。

万人受けはあまりしないと思いますが、あう人にはものすごくあう作品だと思いますよ。

というか、自分は本作の空気感が大好物です。

 

暴れん坊本屋さん

  • 作者:久世番子
  • 2015年発表
  • 完結・全3巻

「暴れん坊本屋さん」は、本屋さんのあるあるネタをコメディタッチで描いた作品。

漫画家兼本屋の店員をしていた作者が体験した面白い話、ある意味恐ろしい話、やってきた変なお客さんなんかを1話完結で描いています。

ギャグものだけど、作者が経験者なので、話に非常にリアリティにあふれています。

本屋好きには、かなり興味深かったですね。

 

幸子に幸あれ

  • 作者:生春巻
  • 2014年発表
  • 完結・全3巻

「幸子に幸あれ」は、幸子って名前なのに、不幸な女の子が主人公の四コマ漫画。

とはいっても、本作の幸子は見た目から想像できないぐらいタフなんですよね。

女の子が不当な目にあい続ける話なんて、普通は読みたくないものなんですが…

でも、本作を読んでると「まぁいっかな」と思えてしまうんですよね。

薄幸だけど、健気かつポジティブに生きているので。

日常系だし、一度はついていない目にあうので、大笑いできるタイプの4コマではない点はご注意ください。

 

ラ寿司

  • 作者:吉田戦車
  • 2005年発表
  • 完結・全3巻

基本、お寿司好きな人にしか刺さらないであろう、お寿司漫画。

お寿司が好きなラズウェルさんが、お寿司のことについて解説したり。

実際にお寿司を作ったりします。

これに触発されて、お寿司づくりに手を出すようになるかも。

というか、なっちゃいました。

 

孤独のグルメ

  • 作者:久住昌之、谷口ジロー
  • 2012年発表
  • 完結・全2巻

最高の飯テロドラマの原作であり、ドラマ寄りはちょっと若い頃の話。

ドラマよりも多少とがっていますが、やっぱりゴローさんはゴローさんです。

読んでるとご飯が食べたくて仕方が無くなります。

深夜に読むのは厳禁。

 

ミスミソウ

  • 作者:押切蓮介
  • 2007年発表
  • 完結・全3巻

「ミスミソウ」は、サイコホラー漫画。

いじめにあっている少女が、どんどんひどい状況になり、あるきっかけにさらに最悪の状況になっていってしまう作品です。

もうなんていうか、かわいそう過ぎて、読んでて心が痛い…

話が進むにつれて、本来すっきりするような復讐シーンでもすっきりしなくなります。

でも、目が離せない不思議な引力のある作品なんですよね。

だからこそ、小説化、実写映画化までされたのでしょうし。

 

親父

  • 作者:もりやまつる
  • 2000年発表
  • 完結・全3巻

「親父」は、不在だった父親が16年ぶりに帰ってきたところか始まる、ジャンルの区別が難しい漫画。

家族を守るファミリーものの要素も、ヤクザと肉体で圧倒していくバトルものの要素も、さらにいくつかの要素もあるのですが、どれか1つに絞ると「なんか違うな…」と思ってしまう作品なんですよね。

見た目通り、親父が強すぎる(笑)

まずはそこに目がいくと思いますが、意外とそれだけではないんです。

不器用で何を考えているかわからない親父の家族への愛なんかも感じられ、読み終わるとジーンとしてきます。

 

3.アルプス伝説

  • 作者:田丸ひろし
  • 1996年発表
  • 完結・全2巻

私の中で「20世紀最強のギャグ漫画」と断言できる作品。

下手したら、このまま21世紀最強の座まで奪ってしまうかもしれないほどの傑作です。

内容を一言でまとめるのは至難の業。

ギャグとラブコメに、筋肉とデスメタルとワンダーホーゲル、さらにサバイバルを足してみた。

そんなカオスな組み合わせが、ギリギリ成り立っている作品です。

作者の田丸浩史といえば、代表作は『ラブやん』かもしれません。

でも、あちらは洗練された完成形のギャグですが、本作はまだ荒削りで不器用な部分が目立ちますが、その若さゆえの荒々しさが、逆に笑いのスイッチを押してくるんですよ。

ただ、あまりに男臭さすぎるので、女性にはあんまりおすすめしません。

後、ここでは最初の作品を紹介していますが、後から何冊も完全版的なものが発売されており、そのたびに追加の漫画が増えていくので、気に入ったらそういうのも買ってみるのもいいですよ!

 

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短いからといって侮れない、物語がギュッと凝縮された名作ばかりを厳選。

1巻という限られたページ数の中、それでも深いテーマや印象的な結末をむかえる作品たちがそろっています。

隠れた名作も多く、漫画通にも刺さるラインナップになっています。

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4〜5巻完結の作品には、短編とはまた違った濃厚なストーリーやキャラ描写が魅力の名作が多数あります。

掲載作品はジャンルも幅広く、日常系からファンタジー、青春、ミステリーまで網羅。

気軽に読めて、読後の満足感も高い“ちょうどいい長さ”の名作揃いです。

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おすすめ3巻以内完結漫画まとめ

というわけで、3巻以内で完結するおすすめ漫画を紹介してきました。

1巻完結では物足りないけれど、長編を読む時間はなかなか取れない。そんな読者にぴったりなのが、この“ちょうどいい長さ”の短編漫画です。

あらためて、この記事で紹介したおすすめ作品を一部まとめますと、このようになります。

  1. ぼくんち
  2. 星守る犬
  3. 百万畳ラビリンス
  4. テンマクキネマ
  5. 失踪日記
  6. 春の呪い
  7. ミュージアム
  8. 週刊少年ガール
  9. U-31
  10. セクシーアンドロボ

どれも完成度が高く、ページ数以上の読後感を味わえる名作ばかりです。気になる作品があれば、ぜひ手に取ってみてください!

以上、【3巻以内完結漫画おすすめ10選】手軽に読めて心に残る名作特集でした。

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よくある質問(Q&A)

Q1. 3巻以内で完結する漫画のメリットは何ですか?

短い巻数で完結する漫画は、スキマ時間や週末の読書にもぴったりで、気軽に読み切れるのが大きな魅力です。物語の展開がテンポよく進みながらも、読みごたえがあり、満足度の高い作品が多く揃っています。

Q2. 1巻完結と3巻以内完結では、どちらがおすすめですか?

どちらにも良さがありますが、3巻以内完結の作品はキャラクターや世界観を丁寧に描く余裕があり、ストーリーに厚みが出やすいのが特徴です。1巻では少し物足りない方には、3巻完結の方がおすすめです。

Q3. 3巻以内で完結するおすすめジャンルは何ですか?

ジャンルは多岐にわたりますが、特にSF、サスペンス、恋愛、ヒューマンドラマなどが人気です。少ない巻数でも起承転結がしっかり描けるため、短編向きのジャンルが多く読まれています。