「最近、泣いていない」
「せっかく読むなら心を揺さぶられる作品が読みたい」
そんな方のために、この記事ではボロボロ泣けるおすすめ漫画を厳選して紹介していきます。
読んでいる途中で涙が止まらなくなったり、読み終わったあともしばらく余韻が残ったりした感動作ばかりです。
「泣けた」レベルじゃなく、涙腺が完全に崩壊するレベルの名作を、悲しい系だけじゃなく極力いろんなタイプから集めました。
泣ける漫画を探している方はぜひ参考にしてみてください。
まずはここから!泣ける漫画おすすめTOP3
1.星守る犬
動物系の作品では、これ以上に泣いた作品はないですね。
病気になり、失業し、離婚したお父さんと、柴犬が車で旅を続ける物語。
最後が本当に救いがなくて、思い出すだけで、胸が締めつけられます。
柴犬のかわいさや健気さなんかが、すごくエンディングを引き立てるんです。
おそらく犬が好きな人ほど、辛いはず。
泣ける漫画の中でも、ペットとの絆を題材にした作品を選ぶとなると、本作は外すことができません。
ただ、続編では救いがあるので、辛すぎたらぜひこちらも読んでください。
「『星守る犬』のエンディングが辛すぎて、続編は読んでいない」という人を何人か知っているので、一応言っておきますね。
お父さんを捨てた家族などの別の思いをもったキャラたちもでてくるので、せつなさは感じちゃいますが、それでも読むと別の涙がでてくるかと。
2.ゆんぼくん
「毎日かあさん」で有名な西原理恵子さんの初期の漫画。
お母さんと2人で田舎で暮らす、少年が主人公のお話。彼の幼少期、少年期、そして旅立ちなんかが描かれています。
全体の90%は、貧乏とギャグばかりの漫画なので、ぴんとこない話が多いかもしれません。
また、絵柄もクセがありますし、人によっては合わないこともあるかもしれません。
でも、終盤のエピソードが、あまりに良いんです。
自立に向かう子どもへの親の愛情も、大人になってから感じる親への子どもの慕情も、短いページに凝縮されていて。
特に、大人になってから読むと、毎回涙腺を決壊させられています。
家族の思いを題材にする作品としては、傑作だと思います。
ちなみに、泣いた話とは違うのですが、この漫画を読んだ、あるいはこれから読むという人は、イカと大根の煮つけのお話を思い出して、あるいはチェックしてくれるとうれしいです。
多分、そのエピソードが、私が一番最初に漫画に触れた話なんですよね。
3.3月のライオン
下町を舞台に、孤独だった少年プロ棋士の成長を描いた長編漫画。
本作の王道の泣き所としては、人とのかかわりの中で主人公が孤独の殻を破り、ヒロインと共に心の成長をみせていくところだと思います。
でも、個人的にグッときたのはサブキャラたちの生きざまでした。
極限まで自分を追い込んでいくおじさんたちや、自分の命さえかけて戦うライバル・二階堂。
将棋という、愛しくも苦しい存在のために見せる、覚悟ガンギマリの彼らの姿がたまらないんですよ。
実は、序盤に見られた将棋要素の強さにハマって読み始めた作品だったので、途中「もっと将棋しろよ」と思って離れそうになった時期もありました。
でも今は、離れなくて本当に良かったと思っています。
物語が進むにつれて、サブキャラたちの生き様への言及が深まっていき、思わず涙してしまうような姿や思いを描いた場面に何度も出会えるようになりましたから。
当初の期待とは違う形で、でもそれ以上に好きな作品になってくれました。
なお、二階堂のモデルは実在した棋士・村山聖さんだと言われていますが、この方の一生を描いた小説「聖の青春」、こちらもとても読み応えのある感動作なので、もし本作にハマったらぜひ読んでみてください。
ノンフィクション小説のため、一般の小説や漫画に比べるとストーリー性は弱いですが、そんなこと気にならないぐらいの名作です。
泣ける漫画のオススメを紹介
夕凪の街、桜の国
広島を舞台に、戦後10年と60年、2つの時代を描いた短編漫画。
原爆投下から10年後の広島で生きる女性と、その60年後を生きる家族の物語が描かれています。
戦争漫画というと、戦時中の悲惨さを描くものが多いですが、本作が描くのはその後なんですよね。
戦争が終わってもなお、傷跡は10年後にも、60年後にも、ちゃんと残っている。
それでも日常を送り、懸命に生きている人たちの姿が胸に刺さってきます。
派手な演出は何もない、むしろ静かにストーリーが進む作品です。
また、登場人物たちの生活も行動も、本当に普通で。
そのため、退屈に感じる人も一定数いると思いますが、その反面グッとくる人もかなりいると思います。
本作だけでも完成しており十分楽しめるのですが、本作を読む前でも後でもいいので、作者が戦中の男女を描いた「この世界の片隅に」もあわせて読むと、より感動できて個人的におすすめです。
四月は君の噓
音楽と恋愛を軸に描かれた、みずみずしい青春漫画の名作。
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった少年が、奔放なヴァイオリン少女に出会い、音楽と生きる気力を取り戻していく物語です。
筆者は、将棋、サッカー、原作ありのコミカライズ作品ですがミステリーと、様々なジャンルの青春漫画に取り組み、そのどれにおいても丁寧な心理描写に定評のある方です。
その実力は本作でもいかんなく発揮されていて、主人公への感情移入がとにかくしやすい。
そのため、主人公がヒロインに心を引き上げられていく過程が読んでいて本当に気持ちよく、反対にその後に訪れる悲劇のここへのダメージが半端ないいことになっていました。
読んでいるだけでも辛いのに、それでも主人公たちは前を向こうとするんですから、その気持ちを考えたらもうダメでした。
なお、音楽漫画・青春漫画としての完成度も高いので、そちらに期待しててにとるのも全然アリです。
かくかくしかじか
マンガ家・東村アキコが、自身の青春と絵の先生との日々を描いた自伝的エッセイ漫画。
竹刀を持って怒鳴り続ける強烈な先生と、なぜかそれにかみあってしまう主人公のやりとりが、まず普通に面白い。
笑いながら読んでいると、ふとした先生の優しさや、未来の視点から見てわかってくる厳しさの理由などが、不意打ちのように刺さってくるんですよね。
この落差がとんでもないせいで、グッとくる場面のダメージが倍増してきます。
笑って泣ける作品自体貴重ですが、その中でもこの落差の激しさはなかなか味わえないと思います。
なお、本作を読んだら「東村アキコのエッセイ漫画をもっと読みたい!」と思うかもしれませんが、
- 小学生時代を描いた「まるさんかくしかく」
- 父との関係を描いた「ひまわりっ~健一レジェンド~」
- 育児エッセイ「ママはテンパりスト」
などは、笑い要素が強くなっているので、その点ご注意ください。
でも、笑い要素が気に入った方にはバッチリです!
最終兵器彼女
侵略戦争に恋愛を絡めた切ない漫画です。
ごく普通の高校生カップルのはずだった主人公とヒロインが、謎の敵の襲撃をきっかけに、ヒロインが兵器であることが判明し、理不尽な現実へと引きずり込まれていく物語。
2人とも不器用で、でも根っこは本当に良い子なんですよね。
だからこそ、侵略戦争や終わりに向かっていく世界、そして変わってしまう周囲の人々の状況に翻弄されていく姿が、読んでいてただただ辛い…
どうにもできない理不尽さに、心がむしばまれていっているのが、こちらの心までじわじわと落としていくんです。
感動で泣くというより、あまりの切なくさに心をやられた作品です。
明るい気持ちで読める作品ではないので、覚悟はいりますが、それでも読む価値のある作品だと思います。
ちなみに、アニメ版も有名ですが、細部に結構違いがあるので、両方手に取ってどちらが好きか確認するのもアリだと思います。
筆者はコミック派でした。
金の国 水の国
不思議な縁で結ばれた男女の愛を描いたファンタジー漫画。
対立する2つの国を仲裁するため、神様の命令で結ばれることになったナランバヤルとサーラの2人が、お互いのことを想って行動し続ける物語です。
2人ともとにかく優しくて、相手のために動く姿が積み重なるたびに、じわじわと心があたたかくなってきます。
特にグッときたのは、ナランバヤルの行動。
いわゆるスマートなヒーロー像とは全然違うのですが、サーラのために不格好なくらい一生懸命で、泥くさく、そしてカッコいいんです。
読み終わったとき、なんというか心が浄化されたような感覚になる作品ですよ。
あまりにキレイで、「え?これは、子どもたちに読ませるべきでは?」と思っちゃいました。
そしたら、実際にアニメ映画化し、ジュニア文庫化にもなって、子どもたちが触れる機会が増やされ、「やっぱりそう思うよな」と非常に満足しました。
なお、映画も素晴らしい出来なのですが、映画はその特性上少しにぎやかになっており、「原作で読んでて感じたのは、もっと静かなイメージだったんだけどな」と思い、違和感に慣れるまで少々時間がかかりました。
でも、慣れたらすごくよかったですよ!
ブルーピリオド
空虚な毎日を過ごしていた高校生が、絵画と出会い、芸術の世界に傾倒していく姿を描いた作品。
好きなものにハマりこんでいるからこその苦しさが、本当によく描かれています。
「こんなに好きで、こんなに頑張っているのに、なんでこれだけしかできないんだ!」と嘆いた経験がある人には、特に刺さるかと思います。
というか、刺さりすぎて苦しくなるレベル。
そしてその中でもがく主人公の姿に涙が出てきます。
個人的に一番好きなのは大学受験編で、主人公が限界まで追い込まれていく過程に、読んでいるこちらまで息が詰まるような感覚になりました。
それ以降の展開も十分以上に面白いのですが、心を強く強く揺さぶってくるのは、やっぱり大学受験編なんですよね。
絵に限らず、スポーツでも、ゲームでも、何かに本気になった・ハマった経験がある人ほど、響く作品だと思いますよ。
死役所
- 作者:あずみきし
- 2014年発表
- 実写ドラマ化
死役所は、死んで魂となった者が自分の死につながった事件や事実に向き合うヒューマンドラマ漫画。
生前は見えていなかったことが見えることで、時に救済され、時に後悔し、そして場合によっては因果応報を受ける魂たちの姿が、短いエピソードで1巻にいくつも描かれています。
ドラマにもなった人気作ではありますが、題材が題材だけに重めで、心にくるエピソードも多いので注意は必要。
でも、同時に、読んでいていろいろと考えさせてくれる作品です。
「地獄少女」や「テガミバチ」など、このジャンルの漫画は名作が多い傾向にありますが、死役所も間違いなくその1つですね。
うしおととら
少年・蒼月潮と妖怪とらが共に戦う、バトル・伝奇漫画の名作。
たくさんの出来事を経て紡がれる2人の絆と、迫りくる強大な敵との戦いを描いた物語です。
「せっかくだしバトルジャンルからも紹介したいな」と思って考えたとき、真っ先に浮かんだのが本作と「金色のガッシュ!!」でした。
どちらも素晴らしい作品だけど、泣いたエピソードの強烈さで本作に軍配が上がったので、今回はこちらを紹介することにしました。
本作は泣き所が豊富にある作品なのですが、不思議と筆者には刺さらず、ずっとバトル漫画・伝奇漫画として純粋に楽しんでいたんです。
それだけでも名作中の名作と言えるほど面白かったので。
でも、終盤も終盤、元敵であり頼れる大人枠のあるキャラクターのエピソードで、完全にやられました。
悲劇を経て、血をにじむような努力を重ね、血塗られた道を歩き続けて、やっと悲劇の元凶までたどりつく。
その元凶との結末は本来なら救いなんてまったくない状況なのに、本人だけが満足していて、それに救われていく姿が…もうね…言葉にならないんですよ。
これまで全く泣きそうにならなかったのに、涙腺が決壊しました。
しかも、読んだのがだいぶ前で、読んだのがこのエピソードの前だったか後だったかは覚えていないのですが、外伝に描かれたこのキャラのエピソードを読むと、さらにひどいことになりました。
この道を選ばず穏やかに過ごす未来もあったのに、それでもこの獣道を選んで、そして救われるんだから、もうダメでした。
【まとめ】ガチで感動した泣けるおすすめ漫画
というわけで、読んでいて感動した、さまざまなタイプの泣ける漫画を厳選して紹介してきました。
もう一度おすすめ11作品をまとめると、このようになります。
- 星守る犬
- ゆんぼくん
- 3月のライオン
- 夕凪の街、桜の国
- 四月は君の噓
- かくがくしかじか
- 最終兵器彼女
- 金の国 水の国
- ブルーピリオド
- 死役所
- うしおととら
面白い漫画をお探しの方はぜひ参考にして下さいね。
ほかにも、完結・連載中を問わず「ガチで面白い漫画」をまとめた記事があるので、気になる方はあわせてチェックしてみてください。
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