この記事では、これまで読んだ森下裕美さんの漫画の中から、おすすめ作品をまとめていきます。
下裕美さんの作品に出会ったのは、おそらく多くの人と同様「少年アシベ」からでした。
小学生の頃か、あるいはもう少し小さかったかもしれません。
でも、凄く魅力的に映ったんですよね。
カワイイキャラたちのほのぼのとした作風に、時折みえる毒みたいなもの。
子ども用みたいなのに、ちょっと大人びた気分が味わえる。
そんな不思議な作品でしたから。
ただ、好きなのは「少年アシベ」だけじゃありません。
森下裕美さんの作品は、どれも大好きで。
入りは「少年アシベ」でしたが、現在は「少年アシベ」以上に好きな作品もあります。
これからそんな作品たちを紹介していこうと思います。
スーパーまるでん
森下裕美さんの作品の中で、最も好きな作品。
スーパーに関係する人間を面白おかしく描いた四コマ漫画で。
ほのぼの、人情、毒気という森下裕美さんの特徴が高レベルで共存した最初の作品です。
全3巻と短いので、ぜひ読んで欲しい。
ただ、1巻と3巻は簡単に手に入るんですが。
2巻だけ見つけるのが難しいので、ご注意を。
大阪ハムレット
人生の底辺を描いた短編集になっています。
内容は、貧乏だったり、人間関係だったり、悩みだったり、様々ありますが。
でも、シビアで重い状態にありながら、さらっと描いて、そして最後にはちゃんと前を向かせて〆てくれます。
映画化もされましたが、劇団とかでとりあげられそうな話もいっぱい。
ウチの場合は
ある家族の何気ない風景を描いた四コマ漫画で。
「少年アシベ」に一番近いとおもっている作品。
毎日新聞に掲載されているだけあって、あまりキツイことは書けないので。
ほのぼのとした作風になっています。
ひまわり武芸帖
ストーリーものの四コマ漫画。
他にも、主人公がいい人で、苦労性というコメディ作品は、森下作品にはありますが。
こんなにかわいそうに思ったのは、初めて^^
他の作品だと笑ってるだけなんですけどね。
話に動きがあるし、短いのでさらっと読むのにぴったりです。
なのは フォト ゴロー
他の作品は、昭和、あるいは平成初期の雰囲気がする作品が多いんですが。
「なのは フォト ゴロー」は、森下裕美さんの作品を現代版にアレンジした作品といった感じです。
社会全体のちょっと暗い雰囲気を取り入れており、今までのとは少し違った雰囲気になっています。
これから森下裕美さんの作品に入る人は、これから始めたらすっと入るかもしれませんね。
夜、海へ還るバス
男性にトラウマを持っていることを、結婚前に気づいてしまった主人公の話。
これは絶対に男性には描けない作品だと思わされましたね。
母親から少女時代に受けた呪縛に、大人になっても苦し増されている姿の描き方。
これらは男性には凄く難しいと思いますから。
ただ、同じ女性でも少女漫画家が描くのとは違う雰囲気が流れているので、少女漫画家の作品をイメージして読むと、びっくりするかもしれません。
ここだけのふたり!!
「スーパーまるでん」と「少年アシベ」のちょうど中間のような作品。
教師の夫と、元教え子の妻、そしてその周辺の人間を、コメディタッチで描いている四コマ漫画です。
人を選ばない面白さがあります。
元担任と元教え子の夫婦という恵まれた設定はドブに捨てていますが(笑)
謎の出版ストップ、微妙すぎる名前の変更といった話題性もありました。
終わりに
森下裕美さんの面白いオススメ漫画を書いてきました。
森下裕美さんは、絵はかわいいですが、決してそれに頼っていない。
人間ドラマをサラッと書いていく素晴らしい漫画家です。
有名ではない作品にも名作はかなりあるので、ぜひいろいろ試して見てくださいね。
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